EVのi7にも防弾仕様 国家元首向け
BMWは、強化ガラス、強化シャシー、爆発物から乗員を守る装甲ボディなどを備えた防弾仕様車、7シリーズ・プロテクション(7 Series Protection)を公開した。
【画像】国家元首のための高級防弾セダン【BMW 7シリーズ・プロテクションを写真で見る】 全17枚
現行世代の7シリーズに防弾仕様が設定されるのは今回が初めて。EVのBMW i7にもプロテクションモデルが追加された。
ボディには「BMWプロテクション・コア」と呼ばれる装甲鋼板が採用され、ドア、アンダーボディ、ルーフが強化されている。BMWによると、爆発物、銃弾、ドローン攻撃、手榴弾に対する「最大限の防護」を提供するという。
さらに、民間防弾車両のガイドライン、VPAMにおいて最高レベルとなるVPAM 10に準拠した強化ガラスを採用している。
7シリーズ・プロテクションはVR9等級で、秒速820mまでの武器による投射攻撃を防ぐことができる。また、PAS300等級の耐爆性能に加え、燃料漏れを防ぐセルフシール機能付き燃料タンクも備えている。
ホイールは特別に開発された軽合金製のPAX 20インチを採用。ランフラットリングが装備されているため、タイヤの空気が抜けた状態でも最高80km/hで走行できる。
こうした改造の結果、走行性能は標準より低下している。
i7プロテクションは、2基の電気モーターから最高出力543psと最大トルク75.9kg-mを発生する。標準のi7の場合、0-100km/h加速は4.7秒だが、i7プロテクションでは9.0秒に伸びる。また、最高速度は160km/hに制限される。
一方、7シリーズ・プロテクションは、最高出力529ps、最大トルク76.4kg-mの4.4L V8マイルドハイブリッド・ガソリンエンジンを搭載。0-100km/h加速は4.2秒から6.6秒に伸び、最高速度は210km/hに制限される。
エクステリアとしては、いずれもMスポーツ・バージョンをベースに、ソリッドブラックの塗装で控えめなスタイルに仕上げられている。ただし、ルーフなどボディ各所にはブルーのパトライトが装着される。
BMWの防弾仕様車の歴史は、1978年の7シリーズ・セキュリティ・ビークルに遡る。その後、2世代にわたって7シリーズが防弾仕様のベースとなり、2004年にはSUVのX5セキュリティが導入された。以来、7シリーズとX5は継続的に防弾仕様車ラインナップに加えられている。
新型7シリーズ・プロテクションおよびi7プロテクションは、ドイツのディンゴルフィング工場で生産される。両モデルとも9月に開催されるIAAモビリティ2023(ミュンヘン・モーターショー)で初公開され、その後12月に納車が開始される予定である。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
新型「“R36”GT-R」まもなく登場か!? 4.1リッターV6搭載で1000馬力発揮!? 旧型デザイン採用の「和製スーパーカー」生産状況を公開
「違反じゃないんだからいいだろ」って非常識! まわりの迷惑を顧みない「自己中運転」5選
年収は最低いくら必要!? “500万円台から”のトヨタ高級ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」を買える“幸せな家族”の世帯年収とは
トヨタ「アルファード」が欲しい! けど“現行”は高すぎ… 「先代アルファード」なら200万円程度で買える!? 狙い目の「お買い得中古車」とは
ガソリンスタンドで「クルマ買取」なぜ増加? どんなメリットがある? GSが“給油以外”のサービスを行う理由は?
みんなのコメント