現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > サーキットを走るなら「200万円以下の4WD」がオススメ! 「ランエボ」「インプレッサ」と並ぶ狙い目の軽カーとは

ここから本文です

サーキットを走るなら「200万円以下の4WD」がオススメ! 「ランエボ」「インプレッサ」と並ぶ狙い目の軽カーとは

掲載 42
サーキットを走るなら「200万円以下の4WD」がオススメ! 「ランエボ」「インプレッサ」と並ぶ狙い目の軽カーとは

スポーツモデルで4WDはもはや定番に

 立ち上がりのトラクションやウエット路面での安定感など、サーキット走行においてさまざまなメリットがある4WD。これから手に入れてみたいと思う人に向けて、大がかりなメンテナンスを必要としない年式かつ200万円で買える車種をピックアップしてみた。

最後の「ランエボ」について語ろう! 三菱本気の4WDスポーツだった「ランエボX」とは

2ペダルが設定された「三菱ランサーエボリューションX」

 まずは三菱ランサーエボリューションX。初代ランエボIがWRC(世界ラリー選手権)での勝利を至上命題として1992年にデビューして以来、モデルチェンジを重ねつつモータースポーツ界を席捲したのは改めて説明するまでもないだろう。

 その最終進化型といえるのが2007年に登場したランエボXで、エンジンは従来の4G63からアルミ製で軽量な4B11に変更。4輪の駆動力や制動力を独立して電子制御する「S-AWC」により、280ps(マイナーチェンジ後は300ps)をロスなく路面に伝達する。

 ボディはベース車こそギャラン・フォルティスだが、アルミ製ルーフの採用で軽量化と低重心を両立し、トレッドの拡大やオーバーハングの切り詰めなど、エボリューションの称号に相応しい完成度となっている。

 中古車で狙い目なのはAT限定免許でも乗れるTC-SST。走行距離さえ妥協すれば150万円~が現在の相場で、MTより70~80万円も安くタマ数も豊富にある。2ペダルのATといっても伝達ロスが少ないうえにシフトチェンジも素早く、コースによってはギヤ比がイマイチなMTより速く走れる場合もあるという。

ランエボの永遠のライバル「スバル・インプレッサWRX STI」

 ランエボとつねにライバルであり続けたスバル・インプレッサは、3代目となるGRBのWRX STIが200万円で射程圏内だ。発売されたのはランエボXと同じ2007年で、当初は5ドアのみだったがのちに4ドアも追加。熟成に熟成を重ねたEJ20は吸気と排気のポートや、タービンのコンプレッサー形状を見直すことで、308ps/43kg-mのハイスペックを達成している。

 また「マルチモードDCCD」や「マルチモードVDC」など、最新の電子制御システムにより扱いやすさと安全性を高め、あらゆる路面コンディションで安定した走りが可能となった。さらに大きく張り出した前後フェンダーによるワイドトレッド化、空力を考慮した専用のリヤスポイラーやトルセン式LSD(リヤ)など、強烈なパワーとトルクに翻弄されないための装備が与えられている。

 中古車は初期からラインアップされていた5ドアが90万円~とかなり割安になっており、2010年からの4ドアも走行距離が10万km前後であれば180~190万円で手に入る。

チューニングするなら4WDが狙い目「スズキ・アルトワークス」

 ラストは軽自動車からスズキ・アルトワークス(HA36型)を。サーキットでは軽量なFFばかりが注目されており、確かに50kgの差は小さくないかもしれない。とはいえブーストアップやタービン交換が盛んな車種ながら、ランサーやインプレッサほど高度な電子制御システムを持たないため、パワーを上げれば上げるほどにじゃじゃ馬な性格が強くなる。とくにウエット路面ではせっかくのパワーを活かし切れず、楽しさより怖さや踏めないストレスを感じるケースも。

 そこで狙い目なのが4WDモデルだ。ECUやタービンといったパワー系のパーツは2WDと変わらず選び放題といった状況で、車高調も多くのメーカーやプロショップから4WD専用のアイテムがリリースされている。現行アルトにスポーツグレードがないこともあり、高年式は新車を超える価格も珍しくないが、初期型ならば100~120万円がボリュームゾーン。足まわりやロールケージなどサーキットを走る装備どころか、200万円の予算ならタービン交換とECU書き換えで100ps仕様が狙えるかもしれない。

※ ※ ※

 スポーツモデルは総じて価格高騰気味だが、今主流の4WDスポーツも探せば200万円以下の中古車が見つかる。ぜひ手に入れて、サーキット走行を楽しんでみてほしい。

こんな記事も読まれています

セミダブルのマットで寝られる広さが魅力! スズキ エブリイがベースの軽キャンパー
セミダブルのマットで寝られる広さが魅力! スズキ エブリイがベースの軽キャンパー
月刊自家用車WEB
今こそ再販してほしいのが日産[R32]スカイラインクーペタイプM! 元オーナーとして熱望するベストバランス[FRスポーツ]よもう一度!!
今こそ再販してほしいのが日産[R32]スカイラインクーペタイプM! 元オーナーとして熱望するベストバランス[FRスポーツ]よもう一度!!
ベストカーWeb
FP1は大雨の影響で不完全燃焼なセッションに。なおもマクラーレンのノリスが最速。角田裕毅12番手|F1カナダGP
FP1は大雨の影響で不完全燃焼なセッションに。なおもマクラーレンのノリスが最速。角田裕毅12番手|F1カナダGP
motorsport.com 日本版
F1カナダGP FP1速報|今週末は連日雨模様に!? 直前の大雨に翻弄されたFP1はノリスが首位。角田裕毅は12番手
F1カナダGP FP1速報|今週末は連日雨模様に!? 直前の大雨に翻弄されたFP1はノリスが首位。角田裕毅は12番手
motorsport.com 日本版
井戸田潤、即決レベルのクルマ登場に大興奮!即購入で番組終了か!?
井戸田潤、即決レベルのクルマ登場に大興奮!即購入で番組終了か!?
グーネット
三菱「ミニキャブ トラック」日本カーシェアリング協会へ3台寄贈 能登半島地震復興を支援
三菱「ミニキャブ トラック」日本カーシェアリング協会へ3台寄贈 能登半島地震復興を支援
グーネット
前まで白が多かったのに……レクサスみたいなディーラー増えてない? [自動車ディーラー]がこぞって黒っぽくなる理由が納得すぎた
前まで白が多かったのに……レクサスみたいなディーラー増えてない? [自動車ディーラー]がこぞって黒っぽくなる理由が納得すぎた
ベストカーWeb
いつも心にスポーツマインドを。ホンダ シビックの歩み【名車の生い立ち】
いつも心にスポーツマインドを。ホンダ シビックの歩み【名車の生い立ち】
グーネット
アウディ 新型EV「Q6 e-tron」後輪駆動モデルを追加 航続距離は最大641km
アウディ 新型EV「Q6 e-tron」後輪駆動モデルを追加 航続距離は最大641km
グーネット
新型ホンダ「WR-V」純正ナビにぴったりサイズ 液晶保護フィルム 反射防止で見やすさアップ
新型ホンダ「WR-V」純正ナビにぴったりサイズ 液晶保護フィルム 反射防止で見やすさアップ
グーネット
RVパークで車中泊!絶景のサンセットタイムが魅力の“夕日海岸”など 5施設がオープン!
RVパークで車中泊!絶景のサンセットタイムが魅力の“夕日海岸”など 5施設がオープン!
グーネット
新型「コルベットE-Ray」国内初披露にファンが沸いた!シボレーファンデイ2024開催
新型「コルベットE-Ray」国内初披露にファンが沸いた!シボレーファンデイ2024開催
グーネット
中古車・既販車への載せ替えに!ホンダ純正「8インチディスプレイオーディオ」適用拡大
中古車・既販車への載せ替えに!ホンダ純正「8インチディスプレイオーディオ」適用拡大
グーネット
ボルボ 新型「EX90」生産スタート 航続距離600kmのフラッグシップ電動SUV
ボルボ 新型「EX90」生産スタート 航続距離600kmのフラッグシップ電動SUV
グーネット
シートの後ろを有効活用!車載用シートフック登場 耐荷重8kg、片手に収まるコンパクトサイズ
シートの後ろを有効活用!車載用シートフック登場 耐荷重8kg、片手に収まるコンパクトサイズ
グーネット
不変の人気、AE86を着る!トヨタ公認デザインTシャツ発売 キャムショップ
不変の人気、AE86を着る!トヨタ公認デザインTシャツ発売 キャムショップ
グーネット
トヨタのマイク・コンウェイ、サイクリング中の事故でル・マン欠場へ。代役は昨年までドライブのロペス
トヨタのマイク・コンウェイ、サイクリング中の事故でル・マン欠場へ。代役は昨年までドライブのロペス
motorsport.com 日本版
ドゥカティのライダーが決まった一戦。ヤマハは唯一の強みを捨てた?/MotoGPの御意見番に聞くイタリアGP
ドゥカティのライダーが決まった一戦。ヤマハは唯一の強みを捨てた?/MotoGPの御意見番に聞くイタリアGP
AUTOSPORT web

みんなのコメント

42件
  • 200万以下のランエボやWRXじゃあ車体価格と同じくらいの金かかってもおかしくない
  • レガシィーB4なら、数万円台である。 2.0ターボ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村