新グレード追加で実質値下げ クラス最安価に
ステランティス傘下のヴォグゾール(ボクスホール)は、英国で販売する電動クロスオーバー「モッカ・エレクトリック(旧:モッカe)」に新グレードを追加し、スタート価格を大幅に引き下げた。これにより、国内最安価の電動クロスオーバーとなった。
【画像】モダンでおしゃれな英国EV【ヴォグゾール・モッカ・エレクトリックを写真で見る】 全30枚
ヴォグゾールは英国発祥の自動車ブランドで、ドイツのオペルとは兄弟関係にある。モッカ・エレクトリックはBセグメントの小型EVで、今回追加された「グリフィン」という新しいベースグレードの価格は2万9495ポンド(約565万円)からとなっている。
従来の価格設定からは7115ポンド(約135万円)の値下げとなる。また、英国で2番目に安い(これまでは最安価だった)電動クロスオーバーであるMG ZS EV SEより1000ポンド安い。
モッカ・エレクトリック・グリフィンは、従来と同じ最高出力136psの電気モーターと50kWhのバッテリーを搭載し、欧州WLTPサイクルでの航続距離は336kmとされている。これは、ZS EVの航続距離を約18km上回る。
充電性能も変わらず、最大100kWの急速充電に対応し、30分で0~80%の充電が可能だ。
ベースグレードではあるが、シートヒーター、ステアリングホイール・ヒーター、リアのスモークガラスなども装備されている。
各種ボディカラーや、2トーンとなるブラックルーフも引き継がれている。英国のスーパーマーケット大手テスコの一部店舗での無料充電サービスも付属する。
英国における注文受付は4月17日から開始され、6月から納車が始まる。
ヴォグゾールは比較的安価な小型EVを複数投入しており、一時はBセグメント・ハッチバックのコルサ・エレクトリックも2万6895ポンド(約515万円)と英国で最も安いEVだった。しかし、先月1万4995ポンド(約290万円)からと発表されたダチア・スプリングにその座を奪われた。
直近では、モッカ・エレクトリックに新しいエクステンデッド・レンジ仕様が追加された。最高出力156ps、航続距離405km、価格は3万9985ポンド(約765万円)から。
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みんなのコメント
カネモチはPHEV、または高級ガソリン車+フィアット500eや新型ルノー5クラスの日常車2台持ち、一般庶民はマイルドハイブリッドまたはストロングハイブリッドまたは小排気量ターボガソリン車という流れになり、いずれVWとBMWは中華資本となるだろう。