現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ほぼデザインそのまま出るってマジか!? 新型デリカD:5は強みのディーゼルを捨ててPHEV搭載へ!

ここから本文です

ほぼデザインそのまま出るってマジか!? 新型デリカD:5は強みのディーゼルを捨ててPHEV搭載へ!

掲載 34
ほぼデザインそのまま出るってマジか!? 新型デリカD:5は強みのディーゼルを捨ててPHEV搭載へ!

 三菱がジャパンモビリティショー2023で世界初公開したのが、電動クロスオーバーMPV(マルチ・パーパス・ビークル)のD:X Concept。次期型デリカD:5を示唆するモデルだ。2025年秋登場予定の市販型はどうなるのか、検証していく。

※本稿は2023年11月のものです
文/ベストカー編集部、写真/MITSUBISHI、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年12月26日号

ほぼデザインそのまま出るってマジか!? 新型デリカD:5は強みのディーゼルを捨ててPHEV搭載へ!

■室内空間を徹底追求したユーティリティ軽

両側スライドドアを採用。最低地上高も高く、悪路走破性と使い勝手を両立している。スクエアなボディと、リアのエンブレムまわりは「デリカらしさ」をアピールしている

●このクルマのPOINT
・堅牢さをアピールする塊感のあるエクステリアデザイン
・パワーユニットは信頼性の高い2.4L直4+モーターのPHEVを採用
・三菱の十八番である4輪制御技術S-AWCを採用し、高い走破性を実現
・デリカD:5で好評の環状骨格構造リブボーンフレームの進化版を採用

 D:Xコンセプトはコンセプトカーゆえ、造形(プレスライン)については量産向きではない部分が多く見受けられるが、技術的には随所に次期型デリカD:5を思わせるものが投入されている。

 最もそれを感じさせるのが、現行デリカD:5で採用し好評の「環状骨格構造リブボーンフレーム」だ。現状でもかなりタフな使い方をしてもびくともしない堅牢ボディを、さらに強化して採用しているというから驚く。

 開発者いわく、このコンセプトカーに採用したボディが「リブボーンフレーム」の完成形であるそうだ。

 ボディサイズは全長4800×全幅1850×全高1850mmと現行D:5を少しワイド&ローにした感じとなると予想。最低地上高は200mm前後を確保するだろう。

 パワートレーンは、世の中がBEVを追いかける状況にあって、あえてPHEVを採用することを明言。アウトランダーPHEVで2世代にわたり培ってきた信頼性の高い高性能ユニットとなる。

充電環境の整っていない場所や遠出をすることが多いデリカD:5のキャラクターに合ったものだと言える。

■ミニバンなのに悪路も走る! 唯一無二の個性は不変

ベストカー編集部が作成した市販型三菱 D:X Concept(次期型デリカD:5?)の予想CG

 さらに、デリカD:5といえば、ミニバンなのにSUVに勝るとも劣らない悪路走破性を持つのが特徴だが、このストロングポイントも不変だ。

 三菱が誇る4輪制御技術のS-AWCが組み合わせられ、高い走破性と、オンロードでのスタビリティの高さを実現する。

 前後にモーターを搭載するS-AWCは4輪を独立して緻密に制御することができるメリットのほかに、プロペラシャフトがないため、室内のユーティリティにも大きく貢献する。

 コンセプトモデルで助手席を180度回転させ、向かい合うポジションが取れるようになっていたが、この構造は現行デリカD:5向けに西尾張三菱自動車販売が販売しているため、次期型で実現する可能性は高い。

 そのほかD:Xコンセプトでは、悪路走行時に自車のタイヤ角度や、死角にある岩などを確認できるインパネ下部に幅広なモニターを設置(広大なウィンドウと併せて「シースルーボンネット」と呼ぶ)していたが、市販モデルでこの優れモノが採用されるかについては未知数だ。

 とはいえ、ファンとしては期待したいところではあるだろう。

 ちなみにデザインに関しては、2005年のコンセプト-D:5(デリカD:5)、2015年のeXコンセプト(エクリプスクロス)、2019年に出展されたエンゲルベルク ツアラー(アウトランダー)も、かなり市販車に近いデザインだった。

 そのことを考えると、このD:Xコンセプトもかなり近いデザインでの市販化される可能性が高いと思われる。

関連タグ

こんな記事も読まれています

トップENEOSが痛恨のピットミス。Deloitte笹原&アレジが待望の初優勝でGRスープラ1-2/第3戦GT500決勝レポート
トップENEOSが痛恨のピットミス。Deloitte笹原&アレジが待望の初優勝でGRスープラ1-2/第3戦GT500決勝レポート
AUTOSPORT web
シビック タイプRで24時間レースに挑戦!【石井昌道】
シビック タイプRで24時間レースに挑戦!【石井昌道】
グーネット
巨大グループ期待の星! 新型プジョーE-3008へ試乗 ダッシュ力競争から1歩引いた214ps
巨大グループ期待の星! 新型プジョーE-3008へ試乗 ダッシュ力競争から1歩引いた214ps
AUTOCAR JAPAN
フェチれるアウディ「RS 6 アバント パフォーマンス」の22インチホイール! リアル「運び屋」がチョイスする本物っぷりとは【クルマdeフェティシズム】
フェチれるアウディ「RS 6 アバント パフォーマンス」の22インチホイール! リアル「運び屋」がチョイスする本物っぷりとは【クルマdeフェティシズム】
Auto Messe Web
【正式結果】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝
【正式結果】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝
AUTOSPORT web
2024年版 「本格派」の高性能オフロード車 10選 道を選ばない欧州 "最強" SUV
2024年版 「本格派」の高性能オフロード車 10選 道を選ばない欧州 "最強" SUV
AUTOCAR JAPAN
BYDが東京工科自動車大学校で初の「EV特別講座」を開催。未来のメカニックたちに伝えたいことと狙いとは
BYDが東京工科自動車大学校で初の「EV特別講座」を開催。未来のメカニックたちに伝えたいことと狙いとは
Auto Messe Web
夢のように走った「RR」 3台のワークス・シュコダ 130/フェイバリット/120 ラピッド(2) クラス優勝の常連
夢のように走った「RR」 3台のワークス・シュコダ 130/フェイバリット/120 ラピッド(2) クラス優勝の常連
AUTOCAR JAPAN
東欧の「ポルシェ」 刺激的だった廉価ブランドのRR シュコダ130/フェイバリット/120 ラピッド(1)
東欧の「ポルシェ」 刺激的だった廉価ブランドのRR シュコダ130/フェイバリット/120 ラピッド(1)
AUTOCAR JAPAN
【取引先からの不満は事実】日産、下請法違反勧告後の取り組みを説明
【取引先からの不満は事実】日産、下請法違反勧告後の取り組みを説明
driver@web
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
WEB CARTOP
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
GQ JAPAN
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
日刊自動車新聞
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
乗りものニュース
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
motorsport.com 日本版
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
グーネット
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
グーネット
ホンダ、新エアロにより最高速は向上も残る課題。新エンジン投入はサマーブレイク後の見込み/第7戦イタリアGP
ホンダ、新エアロにより最高速は向上も残る課題。新エンジン投入はサマーブレイク後の見込み/第7戦イタリアGP
AUTOSPORT web

みんなのコメント

34件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

400.2457.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.9715.9万円

中古車を検索
デリカD:5の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

400.2457.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

19.9715.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村