現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「TRDスポーツM」を覚えてる? 「パッソ」や「ヴィッツ」をスポーティに仕立てたコンプリートカーのおすすめ中古車3選

ここから本文です

「TRDスポーツM」を覚えてる? 「パッソ」や「ヴィッツ」をスポーティに仕立てたコンプリートカーのおすすめ中古車3選

掲載 17
「TRDスポーツM」を覚えてる? 「パッソ」や「ヴィッツ」をスポーティに仕立てたコンプリートカーのおすすめ中古車3選

「GR」以前のトヨタ系ワークスコンプリートモデルでも気合いの入ったシリーズだった

 2000年代初頭にトヨタの多くの車両に設定されていたコンプリートモデルである「TRDスポーツM」シリーズ。これは名前からも分かるように、トヨタワークスである「TRD」が厳選したチューニングを「モデリスタ」の手によって架装されたもので(名称はともに当時のもの)、ディーラーで購入できるチューニングモデルとなっていた。

600万円超えの「86」に激速タクシーのような「コンフォート」! 衝撃のTRDコンプリートカー6選

 このTRDスポーツMは、当時「セリカ」、「パッソ」、「カローラランクス」、「カローラフィールダー」、「ヴィッツ」、「bB」、「ist」に設定されていたのだが、いま狙うとすればどのモデルがオススメなのか、独断と偏見でベスト3をピックアップしてみたい。

第3位:カローラフィールダーTRDスポーツM

 個人的第3位は、ステーションワゴンボディを持つ「カローラフィールダー」をベースとしたモデルだ。現在ではステーションワゴン自体がどちらかと言うと不人気ジャンルとなっており、新車で購入できるものもごくわずかとなってしまっている。

 しかし、運動性能を犠牲としない低い全高かつ広いラゲッジスペースを考えるとステーションワゴン一択となるため、スポーティな走りと積載性を両立したい人には間違いなくオススメと言えるのだ。

 このカローラフィールダーTRDスポーツMでは、専用の吸排気系とシリンダーヘッドによって205psを発生する「2ZZ-GE」型エンジンと専用サスペンション、ボディ補強パーツとグリルに専用エンブレムが備わるだけで、あとはベース車と全く変わらないという、「羊の皮を被った狼」的なルックスもまた魅力的。

 とはいえ、多くの車両はオプション設定されていたエアロパーツやアルミホイールなどを装着しているケースが多いが、フルノーマルに近い物件が出てくれば迷わず買いと思ってしまう。

第2位:セリカTRDスポーツM

 TRDスポーツMが設定された車種の中ではもっともスポーティな性格を持つ「セリカ」。それだけにTRDスポーツMの中でも屈指のチューニングが施されたモデルとなっている。

 ベースとなったのは190psを発生し、専用のフロントサスペンションを持つ「SS-IIスーパーストラットパッケージ」。ほかのTRDスポーツMと同じく専用のマフラーやサスペンションが採用されているのだが、それ以外にも専用のエアロパーツやシート、ステアリング、メーターといった内装パーツまでも変更がなされていた。

 さらにボディのスポット増しやフロアサイレンサーを省いて軽量化を施したほか、クイックシフトやオイルクーラーまで標準装備とする本格派だったのである。

 また、イメージカラーとして専用色のブルーマイカを設定するなど、ほかのTRDスポーツMとは一線を画す力の入れようとなっており、それだけに現在でも高値安定となっているものの、状態の良いものがあればぜひ入手したい1台となっている。

第1位:パッソ TRDスポーツM

 普通のお買い物グルマ、もしくは営業車というイメージが強い「パッソ」。確かにトヨタの普通車の中ではもっとも安価なモデルとなっており、特筆すべき高性能な点も全くないというのが正直なところだ。

 そんな平凡なコンパクトカーをベースに生まれた「パッソTRDスポーツM」は、パッソの中ではエアロパーツやアルミホイールを標準として少しスポーティに仕立てた「レーシー」な1.3Lモデルがベース。

 ノーマルより30mmダウンとなる専用サスペンションや、専用スポーツマフラー&エアフィルター、MOMO製のステアリングホイールなどを装着し、よりスポーティ度をアップさせていたのだが、最大のトピックと言えるのが、通常のパッソには存在しない5速MT仕様が用意されていた点だ(4速ATも設定)。

 この5速MTは兄弟車のダイハツ「ブーン」の輸出仕様(輸出名:シリオン)に設定されていたものを流用しており、前述のセリカとは異なるベクトルでかなり気合いの入ったモデルとなっていたのである。

 最高出力こそ95psと非力だが、925kgという軽量ボディに5速MTの組み合わせでスロットル全開率はかなりのもので、最近のホットモデルでは味わうことが難しい「使いきる楽しさ」を実感できる1台なのだ。

こんな記事も読まれています

あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
WEB CARTOP
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
日刊自動車新聞
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
GQ JAPAN
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
乗りものニュース
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
motorsport.com 日本版
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
グーネット
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
グーネット
ホンダ、新エアロにより最高速は向上も残る課題。新エンジン投入はサマーブレイク後の見込み/第7戦イタリアGP
ホンダ、新エアロにより最高速は向上も残る課題。新エンジン投入はサマーブレイク後の見込み/第7戦イタリアGP
AUTOSPORT web
ザ・ニッポンの高級車の進化──新型トヨタ・クラウン・クロスオーバー試乗記
ザ・ニッポンの高級車の進化──新型トヨタ・クラウン・クロスオーバー試乗記
GQ JAPAN
トヨタの豊田章男会長、不正発覚で陳謝 「間違いをした時は一度立ち止まる」 認証プロセス管理の仕組みは年内に構築
トヨタの豊田章男会長、不正発覚で陳謝 「間違いをした時は一度立ち止まる」 認証プロセス管理の仕組みは年内に構築
日刊自動車新聞
ボルボの最新BEV「EX30」の全身に息づく"ほどよきこと"の魅力
ボルボの最新BEV「EX30」の全身に息づく"ほどよきこと"の魅力
@DIME
トヨタが発表した不正行為と対象車種の一覧
トヨタが発表した不正行為と対象車種の一覧
日刊自動車新聞
「5ナンバー車」もはや中途半端? 規格を守る意義 “ちょっと幅出ちゃって3ナンバー”と、実際違いあるか
「5ナンバー車」もはや中途半端? 規格を守る意義 “ちょっと幅出ちゃって3ナンバー”と、実際違いあるか
乗りものニュース
『フェルスタッペン×アロンソ』“最強タッグ”の可能性はあったのか? レッドブル重鎮マルコ「チームを良い方向に進めるのは難しかっただろう」
『フェルスタッペン×アロンソ』“最強タッグ”の可能性はあったのか? レッドブル重鎮マルコ「チームを良い方向に進めるのは難しかっただろう」
motorsport.com 日本版
[サウンド制御術・実践講座]「タイムアライメント」を使いこなせると、演奏を立体的に再現可能!
[サウンド制御術・実践講座]「タイムアライメント」を使いこなせると、演奏を立体的に再現可能!
レスポンス
【途中経過】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝1時間半時点
【途中経過】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝1時間半時点
AUTOSPORT web
そろそろ“フルモデルチェンジ”!? 17年モノ「ミニバン」に10年モノ「セダン」も!? ロングライフな「国産車」それぞれが愛される理由とは
そろそろ“フルモデルチェンジ”!? 17年モノ「ミニバン」に10年モノ「セダン」も!? ロングライフな「国産車」それぞれが愛される理由とは
くるまのニュース
【SUPER GT Round3 SUZUKA GT 3 Hours RACE】37号車Deloitte TOM’S 笹原&アレジ組がGT500初優勝!GT300は777号車D'station Vantage GT3が完勝
【SUPER GT Round3 SUZUKA GT 3 Hours RACE】37号車Deloitte TOM’S 笹原&アレジ組がGT500初優勝!GT300は777号車D'station Vantage GT3が完勝
Webモーターマガジン

みんなのコメント

17件
  • 昔はこう言うの結構あったよね。
    学生の頃免許もないのに中古車探すのが楽しかった。
    今ってコンプリートカーほとんど聞かない。
    企業が冒険と言うかこういった手法で宣伝することが
    効果なしと判断したのかな。
    趣味車って車に興味を持たす第一歩だと思うんだけど。
  • セリカに関しては専用マフラーで200psになってるってとこまで書いて欲しかった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

126.5190.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.8180.4万円

中古車を検索
パッソの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

126.5190.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.8180.4万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村