この記事をまとめると
■スズキにはワゴンRの新しい中古車を12カ月リースするプログラムがある
100年の間には冒険したクルマも! 「名車」だらけのスズキが生んだ「迷車」6台
■納期の長いジムニー購入の顧客に対して使われることも
■各メーカーを襲う納期遅延に対して有効な策だと考えられる
ジムニーの納期までに下取り車の車検がくる場合に使われる
先日、スズキ系ディーラーでセールスマンと話をしていた時のこと。「スズキさんには、トヨタさんの“KINTO”のような個人向けカーリースはあるのですか」と聞くと、「KINTOのようなものは扱っておりません。しかし、ウチには、納車まで1年以上かかるジムニーがあります。ジムニーをご購入されたお客様で、お乗りいただいているおクルマ(下取り予定車)の車検有効期限が納車待ちの間に来てしまうようなケースでは、あくまでケースバイケースとなりますが、“スズキ中古車12リース”を利用していただき、リース車両を“つなぎ”として乗ってもらうことはありますよ」と話してくれた。
その“スズキ中古車12リース”とはどういうものなのかというと、リースされる中古車は、マイルドハイブリッド仕様のワゴンR ハイブリッドFX スズキ セーフティサポート装着車が専用車となる。そして新規届け出から2年以内、走行距離2万km以内の車両となる。
頭金不要で月額リース料は2万4200円(FF/税込み)なり、リース期間は12カ月。リース料金には届け出諸費用、軽自動車税、メンテナンス費用、付属品(フロアマット、ドアバイザー、純正カーナビ、ETC2.0)がすべてコミコミとなっている。リース満了日には、リース車両の返却もしくは、スズキ車に乗り換えるかの二者択一となっている。
まさにジムニーが納車されるまでの、“つなぎ”にはピッタリのリースプランとなっている。
より短期のリースがあれば有効!
販売現場では現状の広範囲な納期遅延のなかでは、管理ユーザー(セールスマンが過去に新車を販売したお客)については、前述したような納車待ちの途中での下取り予定車の車検切れを防ぐために、車検有効期間に余裕のある時期に乗り換え促進を行うとしている。また、新車購入を検討しているひとのなかにも、納期を意識して早めに動き出すことがあるようだが、どのタイミングで新車を買うかはあくまでお客の自由であり、車検有効期間内に納車が間に合わない場合、納車までの“つなぎ”をどうするかというので、セールスマンを悩ませることがある。
一説では5年もしくは、それ以上の納車待ちとなっているのが、トヨタ ランドクルーザー300。ただ、ここまでくると、購入層も富裕層となるので、ランドクルーザープラドをつなぎで購入するケースもあるようで、ランドクルーザー300のデビュー直後には、トヨタ系ディーラーのショールームにランドクルーザープラドの展示車が置いてあることが多かった(単純に相乗効果で増販しようとしたのかもしれないが)。
アメリカでも高級ブランド車では、購入希望車の納期がかかるとわかると、小切手をきってその場で違う新車を“つなぎ”として購入して乗って帰るケースもあるそうだ(そのままいままでのクルマに乗っていればいいのだが、単に気分の問題?)。
スズキのこのようなリースプランは、納期遅延の深刻ないまではかなり有効なものに見える。12カ月は少々長いようにも見えるので、6カ月の超短期リースや、“マンスリー契約”でのレンタカーサービスの設定を、メーカー認定の初回車検前までの年式の中古車(レンタカーで使っていた車種でも可)で、しかもあくまで個人に限定し、さらに窓口を新車ディーラーにすればワンストップ化もできるので、納車までの“つなぎ”には利用しやすいものとなりそうだ。そした、さらに新たなニーズを掘り起こせるかもしれない。
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