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ホンダが新型「スポーティ 4ドアセダン」実車展示! 斬新「カクカクデザイン」採用で現地反響は? 注目の「e:N GT」中国に

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ホンダが新型「スポーティ 4ドアセダン」実車展示! 斬新「カクカクデザイン」採用で現地反響は? 注目の「e:N GT」中国に

■ホンダの純電動4ドア「e:N GT Concept」、中国での評判は?

 2023年11月に開催された広州モーターショー2023で、ホンダは2025年に市販予定の純電動コンセプトカー「e:N GT Concept」と展示しました。

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 いったいどのようなクルマで、現地の反響はどうなのでしょうか。

 ホンダの「e:N GT Concept」はホンダが展開する純電動ラインナップ「e:N」シリーズにおける4ドアグランドツアラーで2021年10月に発表されました。

 現在、「e:N」で市販化されているのは第1弾モデル「e:NS1/e:NP1」のみですが、2024年には第2弾モデル「e:NS2/e:NP2」が投入予定で、その市販モデルも広州モーターショー2023でお披露目されました。

「e:NS1/e:NP1」は中国専売車として同じく2021年10月に発表され、前者は広州汽車との合弁会社「広汽ホンダ」、後者は東風汽車との「東風ホンダ」が製造・販売を担当しています。

 トヨタやホンダなど中国に複数の合弁会社を持っている自動車メーカーは、ひとつの車種をそれぞれの会社から別のデザインと車名を与え、姉妹車としてリリースすることが一般的です。

 これ以外にも、中国市場では「エリシオン/オデッセイ」、「ライフ/フィット」、「XR-V/ヴェゼル」、「シビック/インテグラ」、「インスパイア/アコード」、「エンヴィクス/クライダー」、「CR-V/ブリーズ」、「UR-V/アヴァンシア」、などが、それぞれ東風ホンダ/広汽ホンダから展開されています。

 広州モーターショー2023で市販モデルがお披露目された「e:NS2/e:NP2」も同様の形態で展開されますが、両モデルにおけるデザインの違いは「e:NS1/e:NP1」よりも明確にキャラクター分けがなされているのが特徴です。

 また、ホンダは「e:N」第3弾モデルとして「e:N SUV 序」の発売も2024年中に予定しています。

 こちらは2021年10月に発表された「e:N SUV Concept」をより具現化させたものと見られ、これ以外に「e:N GT Concept」「e:N COUPE Concept」も5年以内の市販化を目指しているとしています。

 その中で「e:N GT Concept」は4ドアの純電動グランドツアラーになると予想され、その角張った外観は近未来のホンダ製スポーツセダンを予期させます。

 フロントマスクは同時に発表されたコンセプトモデルと統一することで、ホンダが展開する純電動ラインナップの結束感をより強めるものとなります。

「e:N GT Concept」の実物が展示された広州モーターショー2023ではブースの中心となるスペースに展示されました。

 来場者や中国メディアからは近未来的な外観、そしてスポーティーなルックスに対して好意的でした。

 門型のヘッドライトは他のメーカーとは一線を画すデザイン要素であり、また、ワイド&ローなボディのシルエットもホンダならではのデザインセンスと具体的に評価する声も見られました。

 一方、依然として詳細なスペックが明らかにされていないため、BEVとしての性能は未知数とする意見も聞かれます。

 まだコンセプトモデルの段階なので、搭載バッテリーの容量やモーターの出力、具体的なボディサイズ、価格などはしっかりと決まっていない形になります。

 特に、ホンダが「e:N」第1弾として投入した「e:NS1/e:NP1」は「単に純電動化しただけのヴェゼル」と中国国内でたびたび評価されており、中国の消費者層からの支持を集めるのに苦労した経緯があります。

 それゆえにホンダのBEVは賛否を巻き起こしており、これまで培ってきた評判を盛り返す必要に迫られています。

 幸いにも、第2弾として2024年中に発売予定の「e:NS2/e:NP2」は独自のエクステリアで先進性をアピールしており、中国国内での評価も「ホンダの本気が見えてきた」「価格次第では買う」などおおむね好評な印象です。

 また、中国ではまだまだ4ドアセダン車種が一定の人気を得ているため、ホンダが発売を予定している「e:N GT Concept」も製品化された暁には注目されること間違いないでしょう。

 現在販売されている「e:NS1/e:NP1」や、投入予定の「e:NS2/e:NP2」は航続距離が500km前後となります。
 個人的な所感としては「e:N GT Concept」では航続距離を650 km前後確保、モーター出力600hp、そして中国の消費者層にウケるようなディスプレイだらけのインテリアに仕立て上げることで、中国メーカーの最新純電動セダンにも十分対抗できるのではないかと思います。

 ホンダはこれ以外にも、東風ホンダから新たな電動ブランド「霊悉」を立ち上げ、同時に発表した純電動セダン「L」を2024年中に発売する予定です。

 これらを含め、ホンダは中国市場において2027年までに10車種のEVを投入、そして2035年までにEVの販売比率100%をグローバルで達成するとしています。

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