シボレー・ファンのためのイベント
日本でアメリカ車というとサーキットでのイメージが薄いが、現在導入されているコルベットとカマロはレースでそのパフォーマンスを磨き上げられてきたのである。そこで広くシボレーのオーナーに加え、コルベットとカマロのオーナーに向けたサーキット・イベントが「シボレー・ファン・イベント2018」なのである。GMジャパンはこれまでコルベット・ドライビング・アカデミーを開いているが、すべてのシボレー・ファンを対象とするイベントは今回が初めてとなる。
パフォーマンスを安全に楽しむためのドライビング・アカデミー
コルベットとカマロはトップクラスのパフォーマンスを備えるだけに、存分に楽しむとなると相応のテクニックが必要となる。そこで両モデルのオーナーに向けてドライビング・テクニックを磨くドライビング・アカデミーが用意された。
午前中は自身が所有するコルベットとカマロを駆り、オーバル・ランやパイロン・スラロームでクルマを限界近くまで攻めて、その際の挙動や感覚を確認しながら体で覚えていった。午後はインストラクターの先導でレーシング・コースの走行が用意され、ハイスピードランやコーナリングのテクニックを経験し、オーナーにとっては大満足の1日となったに違いない。
ファン向けのプログラムも充実
新旧シボレーを所有するオーナーのためファン・イベントも数多く用意された。パドックのパーキングにはC2、C3コルベットや初代カマロ、2代目カマロなど1960~1970年代を代表するモデルが並んだ。もちろん1980年代以降のモデルも数多くが参加したのは言うまでもない。ちなみに今回は122台/259名の参加を数えた。
今回のハイライトとしてはコルベットの誕生65周年を記念した限定車である「コルベット・グランスポーツ・セブリング・オレンジ65」の日本初披露が行われた。車両の詳細については「コルベット・ グランスポーツ・セブリング・オレンジ65エディション 写真12枚」をご覧いただきたい。
ピット内では人気映画シリーズ「トランスフォーマー」に登場するカマロ「バンブルビー」仕様が高さ2mを超えるバンブルビーの立像と共に展示され、来場者は記念撮影を楽しんでいた。このほかNASCA仕様や、ガレージをイメージした展示に加え、ドライビング・シミュレーターを使ったキッズ向けタイムアタック・トーナメント様々な楽しみ方を提案し人気を集めていた。
アクティブ・プログラムとしてしてはインストラクターを務めるプロ・レーシング・ドライバーがドライブするコルベットとカマロによるサーキット・タクシーや、富士スピードウェイ外周路を使った新型カマロ試乗会などが用意された。
最後は来場したすべてのシボレーによるレーシング・コースのパレードランと、グランドスタンド前での記念撮影で中締めとなり、名残惜しい中解散となった。
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