現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「王者アルファード」に惜しくも及ばず! 強敵「国産Lクラスミニバン」4選

ここから本文です

「王者アルファード」に惜しくも及ばず! 強敵「国産Lクラスミニバン」4選

掲載 更新 13
「王者アルファード」に惜しくも及ばず! 強敵「国産Lクラスミニバン」4選

Lクラスミニバンの王者アルファード&ヴェルファイアの強敵を振り返る

 高級ミニバンの王者と言えばアルファードであることは多くの人が認めざるを得ないでしょう。事実2020年の新車販売ランキングではミニバントップとなっており、普通乗用車の中でも5位に着けています。

隠れた名ミニバン「ホンダ・エリシオン」! 強敵「アルファード」&「エルグランド」を凌駕していたポイントは?

 もはや独走状態となっていますが、ストップ・ザ・アルファードに奔走したライバルたちを振り返ってみましょう。

日産エルグランド

 現在も販売されているエルグランドはアルファードよりも前となる1997年に登場した、元祖高級ミニバンとも言えるモデルです。

 現行となる3代目は2010年に登場し、2度のマイナーチェンジを経て現在に至ります。

 エルグランドは「最高級新世代1BOXの提案」というまさに高級ミニバンと呼ぶにふさわしいコンセプトを基に開発され、存在感を主張するスタイリングと、高級感あふれる広々とした室内空間を持って登場しました。それまでこのような特徴を持った3列シートミニバンは日本車にあまりなく、このコンセプトが市場に受け入れられ、登場から19カ月で10万台が生産される大ヒットを記録。

 このヒットをきっかけに、各メーカーが高級ミニバンの企画と開発に着手するようになりました。エルグランドの大ヒットが無ければ王者アルファードも誕生しなかったかもしれません。

ホンダ・エリシオン

 日本市場におけるホンダの上級ミニバンと言えば現在ではオデッセイのイメージが強いかもしれませんが、過去にはエリシオンというオデッセイよりも上級に位置するミニバンがありました。それまでアメリカ市場向けの高級3列シート車であるラグレイドを販売していたホンダですが、日本市場では大きすぎるボディサイズなどがネックでした。

 そこでオデッセイよりも大きく、ラグレイドよりも小さな日本市場でのフラッグシップミニバンとして、2004年に登場したのがエリシオンです。「新世代プレミアム8シーター」というコンセプトを基に開発されたエリシオンは、すべてのシートに上質さを追求し、当時のホンダの先進技術が余すことなく注ぎ込まれたモデルです。ホンダは当時CMでミニバンの車種を室内空間と安定性を両立した「低床低重心ミニバン」とアピール。

 この考えはエリシオンにも採用されており、独自のプラットホーム技術によって低くフラットな床を実現し、広々とした室内空間を確保していました。このようなアプローチが現在のホンダ思想である人のためのスペースは最大に、メカニズムは最小にというM・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想に繋がっていったのでしょう。

 現在日本市場では販売されていませんが、中国市場では2代目へとフルモデルチェンジし、販売が継続されています。

日産プレサージュ

 日産はエルグランド以外にも別のアプローチで高級ミニバンの方向性を示しました。その答えが1998年に登場したプレサージュです。高級クルーザーをイメージして開発されたプレサージュは高級感のある質感の高い広々としたインテリアを持ちつつも、走りに関する装備やメカニズムも充実していて、本格的なグランドツーリング性を実現していました。

 2003年には電動スライドドアを採用し2代目へとフルモデルチェンジ。シートアレンジの幅が広がり先代よりも使いやすさ重視されました。そう聞くとミニバンであってもスペシャリティなイメージがあった先代より生活感が出てしまったのかと思われるかもしれません。

 しかし、全高がスライドドア3列シート車としては低めの1685mmに設定され、セダンモデルと共有の新世代プラットホームを採用するなど、初代と同様に本格的なグランドツーリング性能に関しても抜かりはありませんでした。

トヨタ・エスティマ

 アルファードと同門ではありますが、アルファードに勝てなかった高級ミニバンという点ではエスティマにも注目すべきでしょう。1990年に初代が登場したエスティマですが、当時はまだミニバンという言葉が浸透していなかったためか、トヨタはエスティマを「新型高級サルーン」と銘打って発表しました。

 ミッドシップレイアウトを採用することにより、スライドドアを装備した3列シート車としては高い走行性能を実現。また室内は繋ぎ目の少ない質感の高いインパネまわりや当時としては珍しい専用のサウンドシステムを装備。走りも装備も高級サルーンと呼ぶにふさわしいものでした。

 2代目以降はFFレイアウトとなりますが、防振サブフレームの採用や随所に制振、遮音材を配置するなどといった取り組みにより、サルーンと呼ぶにふさわしい静粛性を実現しています。2019年まで販売されることとなった3代目は2006年に登場。

 プラットホームやサスペンションを一新し、ボディ剛性を高めることでミニバンとしてはトップレベルの操縦性と走行安定性、そしてしなやかな乗り心地を追求していました。

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

【MotoGP2024第4戦スペインGP】ドゥカティのバニャイアが今季2勝目 スプリントでは15名のライダーが転倒
【MotoGP2024第4戦スペインGP】ドゥカティのバニャイアが今季2勝目 スプリントでは15名のライダーが転倒
バイクのニュース
大型バスの「謎の小部屋」内部はどうなってる? まさかの「場所」に位置する「空間」は意外と快適!? 知られざる利用実態とは
大型バスの「謎の小部屋」内部はどうなってる? まさかの「場所」に位置する「空間」は意外と快適!? 知られざる利用実態とは
くるまのニュース
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】全国の道路別・渋滞予測まとめ!
【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】全国の道路別・渋滞予測まとめ!
くるくら
新型[プレリュード]は令和の新デートカー! クルマでモテモテってマジか? 420万円で2025年後半デビュー!
新型[プレリュード]は令和の新デートカー! クルマでモテモテってマジか? 420万円で2025年後半デビュー!
ベストカーWeb
GW渋滞、関越道のUターンラッシュは5月5日! 高坂SA(上り)付近にて最大40kmの予測!【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
GW渋滞、関越道のUターンラッシュは5月5日! 高坂SA(上り)付近にて最大40kmの予測!【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
くるくら
ついに来た!ヤマハ XSR900GPが5月20日に143万円で発売、車体色は赤×白のほか、モノトーンのグレーもラインアップ
ついに来た!ヤマハ XSR900GPが5月20日に143万円で発売、車体色は赤×白のほか、モノトーンのグレーもラインアップ
モーサイ
【ホンダ新型ヴェゼル 三択の方程式:解の弐】上級な「Z」は、高品質で装備充実な超おトク(?)モデル
【ホンダ新型ヴェゼル 三択の方程式:解の弐】上級な「Z」は、高品質で装備充実な超おトク(?)モデル
Webモーターマガジン
ビッグモーター新会社WECARSが会見、伊藤忠連合の出資金額は400億円 旧会社はBALMに社名変更
ビッグモーター新会社WECARSが会見、伊藤忠連合の出資金額は400億円 旧会社はBALMに社名変更
日刊自動車新聞
マツダが中国向けに開発した流麗な新型電動車! 「MAZDA EZ-6」と「MAZDA 創 ARATA」を北京モーターショーで初公開
マツダが中国向けに開発した流麗な新型電動車! 「MAZDA EZ-6」と「MAZDA 創 ARATA」を北京モーターショーで初公開
THE EV TIMES
近畿の”空白地帯”に新たな高速「名神名阪連絡道路」実現へ進行中! 酷道だらけの「滋賀~三重~奈良」に夢の南北軸 現在の状況は?
近畿の”空白地帯”に新たな高速「名神名阪連絡道路」実現へ進行中! 酷道だらけの「滋賀~三重~奈良」に夢の南北軸 現在の状況は?
くるまのニュース
この顔で中国EV市場に“爪痕”残すか? 日産『エピック・コンセプト』は26年までに市販へ…北京モーターショー2024
この顔で中国EV市場に“爪痕”残すか? 日産『エピック・コンセプト』は26年までに市販へ…北京モーターショー2024
レスポンス
GW渋滞、阪神高速は連休後半の5月3日に最大33kmを予測。 Uターンラッシュは5日!【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
GW渋滞、阪神高速は連休後半の5月3日に最大33kmを予測。 Uターンラッシュは5日!【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
くるくら
全自動空気入れ専門ブランド KUKIIRE が「PANP」へブランド名刷新
全自動空気入れ専門ブランド KUKIIRE が「PANP」へブランド名刷新
バイクブロス
試乗会やトークショーなど盛りだくさん!「都南バイクフェスタ」が5/26開催
試乗会やトークショーなど盛りだくさん!「都南バイクフェスタ」が5/26開催
バイクブロス
ホンダに「SUVミニバン」存在!? 豪華「オシャレ内装」×精悍タフデザインがカッコイイ! 登場早すぎた「オデッセイ“クロス”」に期待の声
ホンダに「SUVミニバン」存在!? 豪華「オシャレ内装」×精悍タフデザインがカッコイイ! 登場早すぎた「オデッセイ“クロス”」に期待の声
くるまのニュース
「こいのぼりバス」発車! 子どもたちの夢を描いて…井笠バス
「こいのぼりバス」発車! 子どもたちの夢を描いて…井笠バス
レスポンス
【続報ディフェンダー・オクタ】 ワールドプレミア決定 全ての面で最上級のディフェンダーへ
【続報ディフェンダー・オクタ】 ワールドプレミア決定 全ての面で最上級のディフェンダーへ
AUTOCAR JAPAN
【MotoGP】やっぱりロッシ師匠はすごい! ベッツェッキのスペインGP3位、その裏にはレジェンドの助言
【MotoGP】やっぱりロッシ師匠はすごい! ベッツェッキのスペインGP3位、その裏にはレジェンドの助言
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

13件
  • 誰が書いたかわからない名無し記事で、適当にちょっと前のミニバンの特徴を調べてまとめてみましたというレベルで、別に読み応えはないですw ああ、そんなミニバンあったねえという感想しか出てきませんでしたw
  • アルファードにほかのミニバンが及ばないんじゃなくて単にトヨタがアルファードの前身的な存在であるいろんなシリーズがあったハイエース(レジアス)シリーズやグランビアの失敗から徹底的にそういうのが好きな層の趣味嗜好を取り入れて今に至っているだけだと思うけど。
    そんなにこだわりがないからかもしれないがライバルの車種も特段劣っているとは思わないけどな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

327.1391.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.8374.6万円

中古車を検索
エスティマの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

327.1391.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.8374.6万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村