約10年間、お疲れさまでした
三菱自動車の軽商用電気自動車「ミニキャブ・ミーブ」の生産終了時期が、2021年3月と判明した。初の本格的な量産軽商用EVとしてエポックメイキングな存在だったが、約10年間のモデルライフに終止符を打つ。
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現在、ホームページでは「ボディカラー、オプションなどがお客様のご希望に添えない場合がございます。詳しくは営業スタッフへお問い合わせください。」と記載されている。そこで、販売店に聞いてみると、「ミニキャブ・ミーブバンは2021年3月で生産終了となります。後継車はありません」との回答だった。
ミニキャブ・ミーブは2011年11月に発表。ガソリン車のミニキャブバンは現在スズキ エブリイのOEM供給車になっているが、ミニキャブ・ミーブだけは三菱自動車によるオリジナル生産の旧型バンボディが継続採用されている。コストパフォーマンスの高いミニキャブをベースに、電気自動車に関する主要コンポーネント(駆動用バッテリー、モーター、インバーター、車載充電器、エアコン、リヤサスペンションなど)は乗用電気自動車の「アイ・ミーブ」と共用化。車両価格を抑えており、当時は補助金を差し引くと173万円~の価格で購入できた(車両価格は240万~297万1000円)。
ベース車と同等の積載性(最大積載量は2人乗車時で350kg、4人乗車時で200kg)を持ち、総電力量10.5kWh(JC08モード一充電走行距離100km)と16.0kWh(同150km)の2系列の駆動用バッテリー仕様をラインアップしていた。10.5kWh仕様はハイルーフのみの設定だが、16.0kWh仕様には標準ルーフとハイルーフの両方を用意。各仕様に2シーターと4シーターを設定していた。
その後、2012年12月には10.5kWh仕様のリチウムイオンバッテリーを積む「ミニキャブ・ミーブ・トラック」をリリース(2016年3月に生産終了)。バンも順次ライナップを縮小し、2020年9月には一部改良で16.0kWh仕様だけのラインアップに変更。事実上の生産終了へのカウントダウンだった。
2021年3月でのミニキャブ・ミーブの生産終了は、同車がアイ・ミーブと基本コンポーネントを共用するため、水島製作所での生産効率を考慮してアイ・ミーブとミニキャブ・ミーブを同時に終了としたと思われる。冒頭で記したように、ミニキャブ・ミーブに直接の後継モデルはないが、ハイトワゴンになる乗用車のアイ・ミーブ後継車がその役割を担っていくのかもしれない。
〈文=ドライバーWeb編集部〉
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みんなのコメント
けど「20年持つの?」って言われて土俵にすら上がらず。
現場からは以上です。