日本のユーザーにターゲットを定めたプレミアムモデル
販売台数:4万1240台(2021年1~5月)
トヨタ・ランドクルーザープラドがマイナーチェンジ。ランドクルーザー生誕70周年を記念した特別仕様車も設定
ハリアー人気グレード
1:Z(393万~413万円)
2:ハイブリッドZレザーパッケージ(482万~504万円)
3:Zレザーパッケージ(423万~443万円)
ハリアー人気ボディカラー
1:ホワイトパールクリスタルシャイン
2:プレシャスブラックパール
3:ブラック
大きく、立派に、そして高価になったレクサスRXとは決別し、日本のユーザーに焦点を合わせて開発されたプレミアムV――2020年6月に発売された現行ハリアーは、そんなキャラクターの持ち主である。
ボディサイズは全長×全幅×全高4740×1855×1660mm。1800mm台半ばに抑えた全幅は、日本国内での使い勝手を重視したことの現れ。レクサスRX(同4890×1895×1710mm)よりも明確にコンパクトだ。ハイブリッドシステムが4気筒エンジンとの組み合わせに限られる点も、レクサスRXとは異なる。プレミアムモデルながらさまざまな面で過剰性を排したスペックは、現在の「日本マーケットの空気感」を象徴している。
上質な仕上がりを実感させるインテリアは、大きな魅力。特別に高価な素材を用いているわけではないが、乗り込んだ瞬間に「いいもの感」が味わえる。
ハリアーはプライスも絶妙だ。全体に車両価格が高額化する中、300万円を切ったスタート価格を設定した。人気が高いのは上級グレードだが、手ごろなモデルを用意して、「これなら「プレミアムSUV」に手が届く」と感じさせる効果は大きい。ハリアー人気の起爆剤のひとつといえるだろう。
ボディ骨格はトヨタ最新TNGA。パワートレーンは2種
流麗でクーペライクなスタイリングからは想像しづらいものの、メカニカルコンポーネンツ面で血縁関係の濃いモデルはRAV4。ボディ骨格は、トヨタ最新の「TNGA」。しっかりした剛性感としなやかな乗り味が、「最新モデル」らしい上質なフットワークテイストを提供してくれる。
パワートレーンは2リッターガソリン(171ps)と2.5リッターエンジン+モーターのハイブリッドの2種。どちらを選んでも必要十分な動力性能があり、満足度は高い。それでも多少の余裕と、より高い静粛性、素早いレスポンスを望むのであれば、ハイブリッドがいい。加速力はいちだんとたくましいし、アクセルのわずかな操作に対する応答性も明らかにシャープ。プレミアムSUVにふさわしいパワーユニットに仕上がっている。
4WDのバリエーションが充実している点も、ハリアーの魅力。高い人気が随所で納得できる1台である。
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みんなのコメント
静かだし揺れないし本当に選んでよかったです。
返済がんばりますり