MotoGP第10戦スティリアGPの木曜日、バレンティーノ・ロッシは特別会見を開き、2021年シーズンを最後に現役を引退すると発表した。
ロッシの引退発表を受け、多くのライダーがその功績を讃え引退を惜しむコメントを発表。ロッシとコース内外で激しく競い合ってきたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)も、晩年のキャリアが苦戦していようとも、伝説的な足跡だと讃えた。
■バレンティーノ・ロッシ、MotoGPキャリアについに終止符「長い道のりだったけど、本当に楽しかった」
「彼がバイクレースに与えたモノはたくさんある。コース上でだけではなく外部への貢献も多く、たくさんの人に影響を与えてきている」と、マルケスは言う。
「彼は偉大なライダーとしてここを去る。だけど今後も才能あるイタリア人ライダーを育て、彼のチームとともにパドックに関与し続けるだろう」
「引退という決定は、パフォーマンスが関係してくるものだ。彼は長く現役でいるために誰よりも懸命に努力し、そしてついに引退することを決断したんだ」
「彼のキャリアが、その始まり方や終わり方で判断されるべきじゃない。キャリア全体で判断されるべきだし……伝説的なキャリアだよ。もう1年あっても良かっただろうけど、引退は尊敬に値する決断だ」
マルケスは今シーズン、第3戦ポルトガルでレース復帰を果たした。しかし右腕骨折で長く休養していた影響は大きく、サマーブレイクに入る前にはかなりの疲労の色を見せていた。
サマーブレイク中、彼は2週間を休養に充て、その後でトレーニングへと復帰。バイクとジムでのトレーニングの強度を増やしていったと語っており、第9戦オランダGPの際よりも調子は良いと説明した。
「この夏休みで一番良かったのは、普通の生活に戻ったことだ。フラットトラック(モトクロスでのトレーニング)や、ジム、ロードバイクのトレーニングに戻ることができた。もっとトレーニングをすればよかったとも思うよ」
「怪我をした部分に再び負荷をかけ始めた際には少し痛みもあったけど、医師によればそれは普通のことで、腕、特に肩がまたバイクに適応しなければならないから、ということだった」
「100%の状態ではないけれど、(前半戦最後の)オランダGPよりは良くなっている。気持ちとしては後半戦で100%の状態で復帰したかったけど、状態はそうじゃない」
「今シーズン後半戦の目標は、より一貫性を高めることだ。常に表彰台を争うという事は意味しないけど、多くのレースで可能ならトップ5を争いたい」
「ホンダは(開発で)休みが無かったと思う。僕らは前進している」
「勝利を目指すなら、レースウィークに多くの物事を試しすぎることは邪魔になるかもしれない。だけど今の僕らの状況では失う物も得る物もあまりない。だから色々なモノを試していくことが、レースウィーク中のパフォーマンスを追い求める方法としてベストではないとしても、そうしていくつもりだ」
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