権力闘争に嫌気? 退団の意向示す
数十年にわたってF1を席巻してきたレッドブル・レーシングの技術責任者、エイドリアン・ニューウェイ氏が同チームを去ることになりそうだ。
【画像】"翼" を授かったF1マシン【レッドブル・レーシングのF1マシン(RB18、2022年型)を写真で見る】 全6枚
ドイツの自動車専門誌Auto Motor und Sportが報じたところによると、65歳のニューウェイ氏はレッドブルの首脳陣に今年いっぱいで退団する意向を伝えたという。
英BBCは、この報道内容をチーム関係者に確認したと伝えている。
欧州メディアの報道によると、ニューウェイ氏の退団はチーム代表のクリスチャン・ホーナー氏に関する不祥事疑惑と関連しているという。今年初めに行われた調査でホーナー氏の疑惑は晴れたが、原告はその後、調査結果を不服として上訴している。
ホーナー氏をめぐる状況がレッドブル内の権力闘争に火をつけ、ニューウェイ氏のモチベーションを下げたと言われている。
2005年にレッドブルに入団したニューウェイ氏は、設計面からセバスチャン・ベッテル選手とマックス・フェルスタッペン選手のタイトル獲得に貢献。2023年型マシンはF1史に残る圧倒的な強さを誇った。
もし辞任が決まれば、その後の選択肢は多い。ルイス・ハミルトン選手とのパートナーシップを築くフェラーリへの移籍が有力視されているほか、アストン マーティンからのオファーもある。
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