ロールス・ロイス・モーター・カーズは2024年3月12日(現地時間)、ラグジュアリーサルーンのゴーストをベースとした特別仕様車「ゴースト・プリズム(GHOST PRISM)」を発表した。
ロールス・ロイスのフラッグシップサルーンに位置するゴーストの現行モデルは、第2世代として2020年に市場デビュー。瀟洒かつ存在感あふれるセダンスタイルに贅を尽くしたインテリアを内包し、パワーユニットには571ps/850Nmを発生する6.75リットルV12ツインターボエンジンを搭載して、世界中のセレブ達から熱い支持を集めてきた。今回の特別仕様車は、ファッションやデザインに精通した顧客の好みを反映して、ガンメタルグレーのボディカラーとブラックのブライトワークに、4種類のアクセントカラーを内外装に配して、時代を超越した高級サルーンの世界観を表現したことが特徴。車名のプリズムは、ダークでニュートラルな色調に明るくスペクトラルな色彩のコントラストがプリズムのように輝いていることを意味している。
ロールス・ロイスがゴーストのビスポーク特別仕様車を東京で披露
エクステリアについては、彫刻的で存在感あふれるロールス・ロイスならではの高級サルーンのスタイリングを基調に、4層のペイントを丹念に塗り重ねた後、16時間かけて手作業で磨き上げるという、精密な作業を伴う10段階の工程によって深い光沢のある仕上りを実現したガンメタルグレーのボディカラーを採用。また、グリルとリアリッドのブライトワークにはスモークブラックグレーの高光沢バーンアウト塗装を施し、合わせてフロントバンパーとサイドのブライトワークには深みのあるグロスブラックを配する。そして、バンパー下部のインサートやブレーキキャリパー、コーチラインに、フェニックスレッド、フォージイエロー、マンダリン、ターコイズという4種類のアクセントカラーをさりげなく入れ、世代を超えるラグジュアリーのデザインを創出した。
一方でインテリアは、グレー系のプライマリーカラーとホワイト系のセカンダリーカラーを基調に、外装のアクセントと合わせたカラーをステアリングやメーターディスプレイ、インパネおよびドアトリム、シート表皮などに採用。さらに、ビスポークのスターライトヘッドライナーにもアクセントカラーと同系色の1040個あまりの星を組み込んだ。
なお、ロールス・ロイス・モーター・カーズは2024年に迎える同社の創立120周年を記念して、ゴースト・プリズムを120台限定で世界中に展開すると予告している。
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