■「コルト」が全く新しくなって復活!
三菱自動車の欧州法人は、新型コンパクトハッチバック「コルト」を発表しました。
三菱の小型車として国内でも販売されていたコルトですが、先代モデルは2013年に生産終了。欧州では2004年から2014年の10年で40万台以上が販売されたといい、三菱のなかでもっとも有名なクルマだといいます。
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そんなコルトが、2014年の生産終了から9年ぶりに欧州で復活することになりました。一体どのようなモデルになったのでしょうか。
新型コルトは、三菱のアライアンスパートナーであるルノーからOEM供給を受けることになり、ルノーの「CMF-Bプラットフォーム」を採用します。
新型コルトのデザインは、まったく新しく生まれ変わりました。
先代コルトは、日本仕様は富士山のようなフロントグリルの、いわゆる「ブーレイ顔」(オリビエ・ブーレイ氏が手掛けたことに由来)を一貫して採用してしたのに対し、欧州仕様は2008年に「ジェットファイターグリル」を備えた精悍なデザインに変更されるなど、両者で異なるデザインでした。
そして新型コルトは、そのどちらにも似ておらず、フロントには最近の三菱のフロントデザインコンセプトの「ダイナミックシールド」を取り入れ、両サイドに広がる勢いを表現したグリルを採用。力強く、スポーティに一新しました。
また、上部にスリムなフルLEDヘッドライト、下部にL字型のLEDデイタイムランニングランプを組み合わせており、どことなくルノーのエッセンスも感じられる、シャープな表情に仕上げています。
リアはワイド感を強調するバンパーにより、スポーティで安定感のあるデザインを実現しました。さらに、バックドアに「MITSUBISHI」のロゴが大きく配され、ダイナミックなリアビューを作り上げました。
インテリアはブラック基調とし、シンプルながら上質な空間が広がります。インパネ中央にスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)を配置。走行モードやエンジンの出力特性、ステアリングフィール、車内環境などを個別設定できる「マルチセンス」システムを操作することができます。
なお、走行モードは「マイセンス」「スポーツ」「エコ」の3つが用意されました。
さらに、BOSEプレミアムサウンドシステムによって臨場感のあるオーディオ体験を楽しむことが可能です。
パワートレインは、環境に配慮したハイブリッド(HEV)モデルとガソリンモデルを設定。
HEVモデルは1.6リッターガソリンエンジンに駆動用と発電用の2つのモーター、マルチモードの自動変速機と1.2kWhの駆動用バッテリーを組み合わせています。
一方のガソリンモデルは1リッターターボエンジンと6速MT、1リッターエンジンと5速MTの組み合わせが用意されました。
安全面では、先進安全装備が充実。レーダークルーズコントロールシステム全車速追従機能付)や車線逸脱防止支援機能、駐車支援システム、衝突被害軽減ブレーキシステムなどが運転をアシストし、安全・安心なドライブを可能にします。
※ ※ ※
欧州では2023年10月より発売される予定です。なお、トルコのルノー社ブルサ工場で製造されることになっています。
日本市場で新型コルトが導入されるのかが気になるところですが、現時点では明らかになっていません。
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