『GQ JAPAN』の編集者・イナガキ(29歳)が、ひょんなことから中古のフェラーリを購入した! 勢いで買ってしまったフェラーリのある生活とは? 今回は、わが360モデナを買う前に乗っていた愛車たちのお話。
3ドアのA1
俳優・永山絢斗の“ヤングタイマー”探訪記第2部「少年探偵団編」のVol.10──フォード・エスコート(マーク1)
先週、はじめての愛車であるBMWの「116i」について述べた。このクルマは約5年乗ったあと、アウディ「A1」に替わった。
アウディを選んだのは、母がディーラーの営業マンと懇意にしていたからだ。当時、母は「A4アヴァント」を乗り継いでいた。確か2~3年ごとに乗り換えていた。1度、まったくおなじグレード&ボディカラーに乗り換えたのには驚いた。
【前話】Vol.130 愛車遍歴~BMW編
購入したA1は3ドアだった。5ドアの1シリーズと異なり、使い勝手は若干、劣ったものの、“パーソナル”な雰囲気は好ましかった。当時、3ドア・ハッチバックの輸入車はほとんどなかっただけに、日本で見るA1は個性的だった。
ボディカラーはホワイトで、内装はブラック。各所に金属製のパーツを使い、コンパクトカーとしてはかなり上質なつくりだった。
Vol.120 小さなトラブルは気にしない、気にしない
Vol.119 スーパーカーと音
Vol.118 トラブルは気まぐれ!?
Vol.117 自動車保険の見直し
122psの最高出力と200Nmの最大トルクを発揮する1.4リッター直列4気筒ガソリンターボ・エンジンは必要にして十分だった。車両重量は1190kgに抑えられていたから、高速道路でアクセルを踏み込んだ瞬間、1シリーズとは異なる力強が発揮されるのに驚いたものだ。
社外品のオンダッシュ・ナビゲーション・システムを装着したのも懐かしい。すでにアウディは、インパネ上部の純正インフォテインメント用モニターを設置していた。したがって、ほとんどの人はオプションの純正システムを選んだが、ボクは、「勿体無いから」との理由で、1シリーズに取り付けていたパイオニアの「楽ナビ」を移設した。
Vol.111 等級ダウンでフェラーリの自動車保険はどうなる!?
Vol.104 冷たい風が欲しい!
Vol.103 トラブルは気まぐれ
Vol.102 トラブルかも!?
が、どうもA1との相性が悪かった。アイドリング・ストップ・システムが作動するたびに、楽ナビの電源が落ちてしまうのだ。ということで、アイドリング・ストップ・システムはつねにオフにしていた。
勢いで買ったスマート
A1に乗っているときも、いろいろな場所へ出かけた。学生時代ほど頻繁に長距離運転はしなかったが、ときどき数百kmのロングドライブを楽しんだ。
しかし、不思議に、A1にかんするエピソードはこれといってない。故障もなく、“アシ”としては最高だったのだが……。
A1に乗っているとき、小さなクルマの楽しさに目覚めた。「もっと小さなクルマはどうなんだろう?」と。そこで、第2世代の「スマート・フォーツー」を増車した。しかも電動開閉式のソフトトップを持つカブリオだった。オープンカーにも昔から憧れていたので、まさに理想の1台。静岡にある中古車ショップで購入した。140万円程度だったように記憶する。
真っ赤なボディカラーに、ブラックのレザーシートを組み合わせたスマートは、驚くほどコンパクトで都市部での取りまわしに優れていた。パーキングメーターの枠に駐車するのも楽チン。
ただ、長距離移動は快適と言えなかった。乗り心地が硬く、首都高速道のつなぎ目をこえるたび、お尻に“ガツン”と衝撃が響く。くわえて、直進安定性もあまりいいとは言えず、高速道路での運転は結構、神経を使った。
しかもパワーがないので、たとえば高速道路の登坂路を大人ふたり乗って走らせていると、速度が緩やかに落ちていった。「スマートはやっぱり都市部で乗るクルマなんだなぁ」と、福島から東京に戻るときしみじみ思ったものだ。
Vol.98 “SPPF”に注目!
Vol.97 愛車を守りたい!
Vol.96 春なのに
Vol.95 事故の決算書
スマートは、自宅から歩いて3分ほどにあった月極駐車場に停めていた。はじめのうちこそ頻繁に乗っていたが、この“3分”がだんだん億劫になってしまったのだ。
しかも、スマートほどではないにせよA1もコンパクトなクルマだったから、とりまわしは悪くなかった。それでいて、乗り心地や快適性は圧倒的にスマートより優れていたので、きづくとA1ばかりに乗っていた。熱しやすく冷めやすい性格なのか、スマートへの思いはいつのまにか冷めていった。
結果、1カ月に数回乗る程度まで使用頻度が落ちた。これでは維持費がムダである。だったらスマートを手放そう! と、決意。とはいえ、オープンカーの爽快感は捨てがたい。スマートに乗って、すっかりオープンカーの虜になってしまった。
そこでスマートもA1も処分して、4人乗りのフルオープン・モデルの購入を決意した。たしか24~25歳のときだ。
次週、オープンカー購入のエピソードについて述べる。
『29歳、フェラーリを買う』直近記事
Vol.130 愛車遍歴~BMW編
Vol.129 スーパーカーの売買事情
Vol.128 その360モデナ、譲ってくれませんか?
Vol.127 若者とクルマと濱尾ノリタカ:後編
Vol.126 若者とクルマと濱尾ノリタカ:前編
Vol.125 縦列駐車は大変!
Vol.124 トラブル完治までの道のりは長い!
Vol.122 駐車は大変!
Vol.121 フェラーリと維持費
Vol.120 小さなトラブルは気にしない、気にしない
Vol.119 スーパーカーと音
Vol.118 トラブルは気まぐれ!?
Vol.117 自動車保険の見直し
Vol.116 車検整備完了
Vol.115 危機一髪! ガソリン漏れの結末
Vol.114 車検整備スタート
Vol.113 要整備箇所発見!
Vol.112 いざ2回目の車検へ!
Vol.111 等級ダウンでフェラーリの自動車保険はどうなる!?
Vol.110 フェラーリ・クラシケのブックレット
Vol.109 フェラーリ・クラシケの鑑定書に感動!
Vol.108 フェラーリ・クラシケ取得出来ました!
Vol.107 まもなく車検!
Vol.106 税金と保険
Vol.105 新型ポルトフィーノMに憧れる
Vol.104 冷たい風が欲しい!
Vol.103 トラブルは気まぐれ
Vol.102 トラブルかも!?
Vol.101 女優・夏樹陽子さんとの再会(後編)
Vol.100 女優・夏樹陽子さんとの再会(前編)
Vol.99 施工するのはどこ!?
Vol.98 “SPPF”に注目!
Vol.97 愛車を守りたい!
Vol.96 春なのに
Vol.95 事故の決算書
Vol.94 保険協定の結果
Vol.93 修理金額判明
Vol.92 事故の続きと驚きの方向へ
Vol.91 愛車をぶつけました
Vol.90 UVERworld・真太郎さんとの出会い(後編)
Vol.89 UVERworld・真太郎さんとの出会い(前編)
Vol.88 フェラーリ・クラシケ取得は簡単に進まない!?
Vol.87 458スパイダーとの偶然の出会い
Vol.86 フェラーリの実燃費 Part.2
Vol.85 新型ポルトフィーノMも良いではないか!
Vol.84 ローマに乗る
Vol.83 2020年を振り返る
Vol.82 人生初のツーリングに参加
Vol.81 あるべき“穴”がない!
Vol.80 クラシケ取得費用に納得
Vol.79 スーパーカーとソーシャルメディア
Vol.78 愛車をイベントに展示しました(後編)
Vol.77 愛車をイベントに展示しました(中編)
Vol.76 愛車をイベントに展示しました(前編)
Vol.75 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その5
Vol.74 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その4
Vol.73 この夏、愛車に乗れませんでした
Vol.72 オウナーとの交流
Vol.71 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その3
Vol.70 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その2
Vol.69 フェラーリ・クラシケを取得するぞ! その1
Vol.68 トラブル発生!
Vol.67 ドライブレコーダーの装着
Vol.66 自動車保険の現実(後編)
Vol.65 自動車保険の現実(前編)
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Vol.62 トラブル発生!?
Vol.61 純正サスペンションを紛失!?
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Vol.39 新車フェラーリを購入!?
文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)
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乗らなければ書くこと無くなるわな。