限定155台 2モーター
アストン マーティンは、生産化の準備が整ったEVサルーン「ラピードE」を、上海モーターショーで発表した。
これまで何度かコンセプト仕様を報じてきたが、今回の車両が最終仕様となる。カスタマーへの納車は今年後半に始まる予定だ。アストン初のEVであると同時に、同社の「電動化の中枢」となるセント・アサン工場から送り出される最初の新型車である。
限定台数は155台で、“たった今から” 中国でオーダーを受け付けるという。なお、価格は非公開だ。
外観は、内燃モデルのラピードからフロントフェイスを変更。これは、冷却効果と空力を高めるのが狙いだ。そのスタイリングは同ブランドの最新モデルであるDBSスーパーレッジェーラに通じるものがる。
見た目では分からないが大きな変更がもう1つ。アンダーフロアのエアロダイナミクスである。フロントスプリッターから空気が流れ込み、新しい大型リア・ディフューザーへ向かうように変更された。これは、エグゾースト・システムを撤去したことにより実現したものだ。これにより内燃仕様と比較して、空力効率が8%改善している。
インテリアは、発表から9年を迎えたラピードに新味を与えるべく刷新。10インチのデジタル・インストゥルメント・ディスプレイには、バッテリーの充電状態、モーターの出力レベル、エネルギーの使用状況、回生ブレーキングのレベルが表示される。アストンは、カーボンファイバーの使用を増やしたことで、車重のシェイプアップを実現したと話している。
スペックの大枠も明らかになった。
最大トルク、96.9kg-mか
これまで6.0ℓV12エンジンが鎮座していたスペースには、EVドライブトレインを搭載。800Vのバッテリーパックは、カーボンとケブラーで覆われ、リアにマウントされた2基のモーターを駆動する。
目標システム最高出力:610ps
目標システム最大トルク:96.9kg-m
0-97km/h加速:4.0秒未満
80-113km/hの追い越し加速:1.5秒
最高速度:250km/h
航続可能距離:322km以上(WLTPモード)
100kWの急速充電システムにも対応するが、ACチャージャーを使った場合は、満充電まで3時間を要するという。
またアストン マーティンは、EVならではの大トルクに応じるため、シャシー・チューンに手を加えた。ダンパーレートの調整をしただけでなく、改良型スプリング、新しいLSDを採用している。ドライブモードは3種類を用意した。
そのハンドリングは、ラピードAMRのキャラクターに近いという。
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