自宅マンションの機械式駐車場のパレットが、購入予定のクルマに対してどのくらい余裕があるか気になっています。

Question

スペック上入庫可能サイズには収まっていますが、余裕が少ないと入出庫時にパレットの両サイドの耳にタイヤを擦る事があるからです。
クルマのトレッドは1,605mm
ホイールは10.5J、インセット20
タイヤは285
ワイトレ未使用
の場合タイヤの外〜外の寸法はキャンバー角0度とすると理論上1,605−20×2＋285で1,850mmという事で合っていますか？
車高はノーマル、タイヤ直径679mmですがキャンバーによる拡がりはどれくらいでしょうか、−1度で12mm弱だと思いますが、そのくらい見れば十分でしょうか。
また、上記の条件以外に寸法を左右するものがありますか。

Answer 1

トレッドは左右のタイヤの中心から中心までの距離ですね。タイヤの接地面で計測するので、トレッドの値が実測値であれば、シンプルにタイヤ幅、またはリム幅の拡大寸法を計算すれば、実質的な必要幅が出ます。でも、記載のトレッドの1,605mmがカタログ値で、実車はローダウンなどしてネガティブキャンバーが強くなっていると、トレッドは1,605mmよりも広くなっていると思います。これは実測しないとわかりません。

以下、トレッド1,605mmが実測した寸法であると仮定して記載しますね。

■ 計算はリム幅かタイヤ幅か？

まず、トレッドから外側への張り出しサイズを計算します。この際、超引っ張りタイヤで、タイヤよりもリムの方が張り出している状態の場合はリム幅で計算します。
しかし、一般的にはタイヤのサイドウォールの方がリムより張り出しています。この場合はタイヤ幅で計算します。質問者様の場合も、リム幅10.5インチは「285/30R20 」の適応リム幅なので、リムよりもタイヤの方が張り出しています。従って、タイヤ幅で計算します。

■ タイヤ幅での計算

「285/30R20」の標準リム幅は10インチです。そして10インチのリム幅に組付けたときの「タイヤ総幅」が290〜300mmです。このタイヤ総幅は銘柄によって幅に差があり、リムプロテクター等が張り出しているタイヤの方がタイヤ総幅が広くなります。仮にタイヤ総幅290mmだとしても、タイヤサイズ表示の285mmよりも広くなります。

そして、質問者様の場合は組み付けるリム幅が10.5インチですから、標準リム幅の10インチよりも0.5インチ=12.7mm幅広くなります。リム幅は内側にも外側にも約6mm(6.35mm)ずつ幅が広がる計算です。これらを加味して計算します。

285/30R20のカタログ上のタイヤ総幅
→290-300mm

上記をリム幅10.5インチに組付けたタイヤ総幅
→302-312mm

A)トレッド=1,605mm
B) トレッドより外側へ張り出す
左右輪の合計=302-312 mm
A+B) 左右輪の端から端までの幅
=1,907-1,917mm

左右輪の端から端までの幅は、概ね1,907-1,917mmあるということですね。物理的には1,920mmあれば入る計算ですが、タイヤのサイドウォールやリムを擦らずに出し入れするには、パレットとの隙間は片側30mm、両側で計60mmはほしいです。従ってパレット幅は1,980〜1,990mm程度あると安心です。

現状のトレッドの実測値が1,605mmより広い場合は、広がった分だけ上記に加算すれば大丈夫です。

長くなり失礼いたしました。何かご不明な点などありましたら追加でご質問いただけましたら幸いです。

Answer 2

トレッドはタイヤの断面中心線なので、1,890mmだと思います。