日産 スカイラインGT‐R 「相場は高騰してしまったが、できれば手に入れたい「一生モノ」」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

伊達 軍曹
伊達 軍曹(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
4
走行性能
5
乗り心地
3
積載性
3
燃費
3
価格
2

相場は高騰してしまったが、できれば手に入れたい「一生モノ」

2021.11.15

年式
全世代モデル
総評
中古車相場が高騰してしまったため、おいそれと買える車ではなくなってしまいました。しかし、もしも手に入れることができたならば、そしてその整備を怠らなければ、オーナーにとっては「一生モノのスポーツカー」になるでしょう。現代の車では絶対に味わえない魅力に満ちています。
満足している点
サーキットでタイムを計測するならば、最新世代のスポーツカーのほうがより良好なタイムを計測できるでしょうが、「自分がこのマシンを操っている」という“感覚”の面では、スカイラインGT-Rのほうが圧倒的に上であるといえます。
不満な点
とにかく中古車相場が鬼のように高く、また年式的に古い車であるため、納車時や納車後のメンテナンスにもある程度以上のお金がかかります。
デザイン

4

R32/33/34といった世代ごとにもちろんデザインは大きく異なりますし、特にR33型は登場時「肥大化してしまった」的な悪評もありました。しかし現在の視点から見ると、すべての世代が「程よくコンパクトで、シンプルな硬質感を備えたデザイン」に思えます。
走行性能

5

「しっかり整備された個体であれば」という条件付きではありますが、サーキットではなく公道を走る限り、最新世代のスポーツカーと比べても何ら遜色のない加速性能やコーナリング性能を味わうことができます。
乗り心地

3

当然ながら乗り心地のいい車ではありません。ただ、超ハイパフォーマンスなスポーツカーの範囲内で比べるのであれば、決して極悪ではありません。
積載性

3

2ドアクーペとしては標準的です。
燃費

3

例えばR34型スカイラインGT-Rのカタログ燃費は8.1km/Lで、おとなしく走れば、実燃費においても同程度の数字はマークできます。ただし、速く走ろうとすると極端に悪化します。
価格

2

新車時は600万円級の車でしたが、現在の中古車相場はかなり高騰しています。特にR34世代の低走行物件には3000万円以上のプライスが付けられています。
伊達 軍曹
伊達 軍曹
自動車ジャーナリスト
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌の編集長を務めたのち、フリーランスの執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、さまざまなメディアに多数の記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。
日産 スカイラインGT‐R 新型・現行モデル

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