2007年2月
■2008年9月
英国製の特徴的なコンパクトカーとして作られてきたミニは、BMW傘下に入ってから2代目(通算3代目)のモデルが2007年1月に発表(発売は2月)された。かつてのミニは40年近くにわたって生産が続けられたが、BMWミニは5年でフルモデルチェンジを受けた。外観デザインは完全なキープコンセプトで、ルーフ部分以外のボディパネルが新しくなり、ボディサイズも拡大したが、新旧モデルはほとんど変わらない印象だ。インテリア回りのデザインは従来のイメージを継承しつつ操作性を向上。スピードメーターをインパネの中央に配置したレイアウトは変わらず、タコメーターはドライバーの正面に位置している。インストセンター部分のスイッチが整理されたことで操作性が大きく向上。外観や内装の仕様はユーザーが自由に選ぶことができ、装備も含めると10万通り以上の組み合わせの中から好みの1台を作ることができる。搭載エンジンは直列4気筒1.6リッターの自然吸気とターボ仕様。88kWを発生する自然吸気エンジンはバルブトロニック仕様で、128kWを発生するターボはコモンレール直噴ターボとなり、6速のマニュアルまたはATと組み合わされる。2007年5月には1.4リッターエンジンを搭載して燃費性能や経済性を高めたミニONEを追加。2008年9月には、ミニのワンメイクレースで使われているのと同じ155kW仕様のエンジンを搭載し、スポーツチューンを施したジョン・クーパー・ワークスが追加設定された。