メルセデス・ベンツ Gクラス (ハッチバック) 「ファッションで乗るレトロスタイル」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

工藤 貴宏
工藤 貴宏(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
5
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
4
燃費
3
価格
3

ファッションで乗るレトロスタイル

2023.6.22

年式
2018年6月〜モデル
総評
Gクラスか、それ以外か? 世の中は「石を投げればSUVに当たる」というほどのSUVブームで多種多様なSUVがありますが、Gクラスはやっぱり特別な存在。強靭な設計による高い悪路走破性はもちろんですが、それ以上にクラシカルな世界観が特徴。それに魅力を感じたら、Gクラス以外に選択肢はないでしょう。
満足している点
他のSUVとは明らかに異なる世界観。原点をしっかりと守っているのがいいですね。デザインもそうだし、ほかにもドアが閉まるときの「ガチャ!」という鈍い音は、最新モデルでもしっかりと継承されています。そういった「Gクラスでしか味わえない個性」を求めて買うクルマではないでしょうか。
不満な点
新車を入手しようと思っても、ぜんぜん手に入らないこと。……それ以外に不満ってありましたっけ?
デザイン

5

このクラシカルな感じがいいんです。2018年に実質的なフルモデルチェンジをして車体は全面刷新されたわけですが、スタイリングは頑なに従来モデルを継承。わかっていますね、メルセデスは。結論から言えば、スタイリングがこのレトロ仕立てでなければGクラスの魅力は半減でしょう。古さがいいのです。
走行性能

4

2018年の実質モデルチェンジで、オンロードの走行性能が大幅に引き上げられましたね。パワートレインに関してはディーゼルの「G350d」で十分、というかむしろこれがいい。低回転トルクが厚くて乗りやすいし、過剰な感じがないのもいいですね。より高性能な「G400d」そしてV8エンジンを積む「G550」とか「G63」は好みでどうぞ。「G63」あたりになると、加速の勢いとか凄くてそれはそれで魅力ですが。
乗り心地

4

古典的なオフローダーだった2018年以前のモデルに比べると、雲泥の差。舗装路における日常的な快適性がずいぶんよくなりました。普通の乗用車として乗れます。文句なし。
積載性

4

もともと軍用車両として使われることを視野に入れて設計されていたから、荷室も使いやすいです。床面積というよりも、四角い車体による高さの余裕に注目ですね。
燃費

3

ディーゼルエンジンの「G350d」のWLTCモード燃費は9.9km/L。その数字から察してください。「ディーゼルだから燃費がいい」というのはこのモデルには期待するほどは当てはまらず、「極端には悪くない」くらいの心構えで接するといいと思います。ガソリン車に関しては、「ディーゼル車でそのレベル」というところから想像してください。点数はディーゼル車の物です。
価格

3

2023年6月時点で、公式ウェブサイトに最新モデルのグレードや価格が掲載されていないという予想外の状況。その理由は供給が追い付かずに新規オーダーを受け付けてくれない状態が続いているからですが、ボトムの「G350d」で1300万円前後とお安くはないです。ただ、その金額が払えるのであれば、それに見合う価値は十分にあるでしょう。
工藤 貴宏
工藤 貴宏
自動車ジャーナリスト
1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員
メルセデス・ベンツ Gクラス (ハッチバック) 新型・現行モデル

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