レクサス LCハイブリッド 「日本車で最も贅沢を体現したクルマ」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

西川 昇吾
西川 昇吾(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
5
走行性能
5
乗り心地
5
積載性
2
燃費
3
価格
3

日本車で最も贅沢を体現したクルマ

2022.1.21

年式
2017年3月〜モデル
総評
1500万クラスのクーペとなると、走行性能に振ったモデルを思いがちだが、このモデルはそうじゃない(もちろん性能が低い訳ではない)。一言で言えばラグジュアリーハイパフォーマンスクーペだと思うが、このモデルは色々な意味で余裕が無ければその良さを分かって楽しめない。今までの日本車には無かった種の贅沢があるモデルなのだ。
満足している点
走行性能を追い求めたスポーツクーペではなく、デザイン性やGTとしての性能を求めたモデル。それだけに良さがスペックなどからは端的には分からないかもしれないが、それはLCは今までの日本車では持っていない特徴を集めたモデルとも言えることだと思う。そんなオリジナリティあふれる点が良点
不満な点
ライバルに対しても積載性の部分で難がある点が気になるポイント。ゴルフバック2個が積載可能であれば…とも思うが、そんな小さなことを気にしてはいけないと感じさせる。
デザイン

5

コンセプトカーそのままと言えるデザインは未来的でスタイリッシュ、それでいてエレガント。遠目から見てもLCと分かるデザインは他に例が見当たらない。インテリアもエクステリアに引けを取らないデザイン性の高さを感じる
走行性能

5

普通に乗る分には乗り心地も良く、静寂性も優れている。しかしひとたびスロットルを開けると胸すくむ加速を見せてくれる。ハンドリングもラグジュアリークーペとしては申し分ない。何より5.0L V8の快音はいい意味で日本車らしくない。
乗り心地

5

迫力のV8サウンド、低く構えたスタイリング、その様子からは拍子抜けするほど乗り心地がいい。もちろん同じTNGA-Lプラットフォームを採用するLSやクラウンと比べると硬いという印象を持つが、ギャップを乗り越えたときの振動の収束は抜群で、路面への追従性も良く運転の楽しさとラグジュアリーな乗り味の両立を実現している。
積載性

2

積載性は期待してはいけない。ガソリンモデルにはトランクスルーも備わるが、それがあるからと言って利便性が大きく向上するかと言われると微妙である。
燃費

3

3.5L V6ハイブリッドはこのクラスクーペとしては良好な燃費性能と言える。対して5.0L V8には燃費性能は期待してはいけない。しかし、車両コンセプトとエンジンサウンドを考えると5.0L V8を選びたい気持ちになる。このクラスのクルマを買うならば燃費で悩んではいけない。
価格

3

コストパフォーマンスが高いのか低いのかで言われれば、正直このクラスになってくると分からない。この価格帯となるとクーペでも様々なコンセプトのモデルがあるので、LCのコンセプトに納得して買うのであれば高いということはないだろう。
西川 昇吾
西川 昇吾
自動車ジャーナリスト
1997年生まれ、大学時代から自動車ライターとしての活動をスタート。現在はWEB・紙の各種媒体で様々なジャンルの記事を執筆するほか、車両解説動画にも出演し、喋りの分野にも挑戦中。愛車のマツダ・ロードスターで定期的にサーキット走行をし、ドラテクの鍛錬も忘れない、目指すは「書けて、喋れて、走れるモータージャーナリスト」
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