クルマ、バイクのサスペンション・ジオメトリについて教えて下さい。

Question

運動力学で、アンチスコート、アンチリフト、アンチダイブなどのサスペンション・ジオメトリを学びましたが、現在市販されているクルマ、バイク、あるいはレース用の車両におけるこれらの採用状況はどのようになっているのでしょうか？

電子制御化が進んでいる現在だと、サスペンションの物理的なセッティングで車両の姿勢を制御することはあまり行われなくなっているのかなとも思いますが、実際のところはどうなのでしょう？
どなたか詳しい方、宜しくご教授をお願いいたします。

Answer 1

バイクではBMWでアンチスクワット、アンチリフトとアンチダイブを抑えた作りがおおいです。
現行ですと、R１２５０GSなどのRシリーズでリアはシャフトドライブ(加速時にリフトアップしやすい構造)ですのでスクワットやリフトしないよう工夫された構造が使われています。
フロントについてはテレレバーサスペンションという機構でブレーキングしてもダイブせず、ロードギャップに対して動くようになっています。
こちらもリフトしやすい構造で、過去モデルではブレーキング時に逆にリフト気味でしたが最近のモデルは良い塩梅に設計されています。
BMWでは昔から採用されている構造ですので現行はすごくよいセッティングになっています。

スポーツ系の車種では逆に人へのフィードバックが少なくなるため採用されていません。
スポーツ系の場合はABSと電子サスとエンジンコントロールで制御されています。

質問者からのお礼コメント

車については情報が得られませんでしたが、バイクについての貴重な知見が得られました。ありがとうございました。
またご縁がありましたら宜しくお願いいたします。