ホンダ ジェイドハイブリッド 「シフト操作を楽しめる軽快なAT搭載車」のユーザーレビュー

シフト操作を楽しめる軽快なAT搭載車

2023.3.3

総評

普段乗りで多目的で十分な荷室を持ち、エンジン主体のDCTのおかげで自由に操れる峠道が楽しいマルチなワゴン。もう少し低速からのトルクがあれば更に満足度は高くなるでしょう。

満足している点

小気味好いATシフトと走行フィール、パドルシフト、マニュアルAT、Sモードなど、多彩な運転を楽しめる数少ない車種。クルージングでは静かな車内。

不満な点

DCTミッションの特性か、加速時にアクセルOFFでも唸る時があり、このときはちょっと待てば収まる。また停止後すぐに発進するときに一瞬出足が遅れる時がある。常用域では十分だが、高速での絶対的なパワーはやはり不足気味。バッテリーの容量はそれほどでもないので空になると若干パワー不足を感じる。よって山上り下りではSモードにして積極的に充電をすると、快適に走れて、また下りもエンジンブレーキが良く効くようだ。

デザイン

4

好みの問題だが、リアサイドのタイヤハウスボリューム感が非常にいい。反面フロントのフォグ周りはゴチャゴチャしていて、もう少しシンプルな迫力がほしい。

走行性能

4

パドル操作やSモードを使用して、小気味好い操作と走行が楽しめる。エンジン音はさほどうるさくはない。フラットな乗り心地でSUVとは違うスポーティーな走り。ただし絶対的なトルク感は最近のe:HEV搭載の2モーターには及ばない。

乗り心地

4

運転席乗り心地は非常に良い。ポジションも問題ない。フラットでサスが良く動いている。またドライバーは恩恵を受けられないが、後席のシートの座り心地は非常に快適とのこと。

積載性

4

シートを倒せば自車のタイヤ４本は余裕で積める。不自由を感じたことはない。

燃費

3

ハイブリッドなので街乗りで20km／Lを期待したが、遠乗りで50～80km/ｈ速度が多いシーンで20km／L以上を楽に達成する。高速ではエンジン主体のため20km／Lを超えるのが難しくなってくるようだ。冬場では15~16km／L程度のときもある。

価格

3

すでに販売終了車種。燃費を期待せずに走りを楽しむならターボのほうが価格が安く面白いかも。

故障経験

ミッションの異音でアップデート１回実施。以降は静かになった。その他テールゲートのダンパーが真冬の極低温時に渋くなった。