シトロエン C3 エアクロスSUV 「気分はプチWRC」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

山田 弘樹
山田 弘樹(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
3
走行性能
4
乗り心地
5
積載性
4
燃費
2
価格
4

気分はプチWRC

2021.9.27

年式
2019年7月〜モデル
総評
毎日の生活を楽しくしたい! と思うなら一度はシトロエンのハンドルを握って欲しい。そういう意味でコンパクトSUVであるC3エアクロスを入門用に選ぶのはあり。これまでとは違った価値観が芽生えるはずだ。
満足している点
デザインの面白さ、乗り心地の良さ、操縦性の楽しさ、そして価格の安さ。大衆車を楽しむことにかけてシトロエンは天才。
不満な点
そのデザインとは対照的に、メカニカルな部分は非常にオーソドックスであり、燃費コンシャスでもなければ先進性があるわけでもない。
デザイン

3

オンナ友達が「マカロンみたい」と形容したフランス生まれのコンパクトSUV。先ごろ発表された改良型はきりっと凛々しいフロントフェイスに生まれ変わったが、個人的には先代のポップかつ可愛くなり過ぎない絶妙なデザインが好みである。
走行性能

4

SUV仕立てのサスペンションはストロークがたっぷり取られており、これを最大限に使い切る走りは抜群に楽しい!
乗り心地

5

ロングストロークな足周りが荒れた路面からの入力を上手に吸収。街中はもちろん高いアベレージで走らせても乗り心地はとっても快適。
積載性

4

通常で410L、最大で1289Lのトランク容量はなかなか優秀。グレードによってはシートを約15cmほどスライドさせられるし、フロアボードで床面を下げることも可能。
燃費

2

SUVボディを小排気量ターボで引っ張るためか、カタログ燃費で14.7km/Lと、特にいい数字ではない。
価格

4

最もベーシックな「FEEL」で267万円〜という価格は魅力的。フランスの大衆車なのだから、ミニマルなグレードを選んでそのエスプリを楽しむのは賢い選択である。
山田 弘樹
山田 弘樹
自動車ジャーナリスト
自動車雑誌「Tipo」の副編集長を経てフリーランスに。編集部在籍時代に参戦した「VW GTi CUP」からレース活動も始め、ワンメイクレースやスーパー耐久に参戦。この経験を活かし現在執筆活動中。愛車は86年式のAE86と95年式の911カレラ。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員A.J.A.J.(日本自動車ジャーナリスト協会)会員
シトロエン C3 エアクロスSUV 新型・現行モデル

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