BMW 5シリーズ セダン 「極上のビジネスエキスプレス」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

栗原 祥光
栗原 祥光(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
5
走行性能
5
乗り心地
5
積載性
5
燃費
4
価格
4

極上のビジネスエキスプレス

2022.7.28

年式
2017年2月〜モデル
総評
グローバル化によって、メーカーによるクルマの個性は失われつつあるが、その中でも色濃くドイツの完璧主義を感じさせる1台。BMW 5シリーズの重厚な乗り味、ゴージャスな雰囲気は、他のジャーマンスリーが軽薄に感じるほどだ。
満足している点
他のジャーマンスリーの同クラスと比べて、もっともドイツから想像するイメージに近い豪華な1台。
不満な点
欠点が見当たらないことが欠点。
デザイン

5

3シリーズと異なるのはボディサイズだけではなく、コンサバティブなスタイリングとインテリア。ショーファーである7シリーズに通じる重厚な雰囲気をしっかりと受け継いでおり、3シリーズとはワンランク上の自動車体験が得られる。
走行性能

5

2種類のガソリンエンジンのほか、PHEV、ディーゼルと4つのパワートレインをラインアップ。最上位のM550iは4.4リッターV8 DOHC 32バルブ ツインターボで530馬力を発生しながらもジェントルさが魅力。PHEVは静粛性よりも力強い走りに魅力を覚えるもの。ラグジュアリーでありながら駆けぬける歓びが得られる。
乗り心地

5

3シリーズと隔絶たる違いを感じさせるのは、エクステリアやインテリアよりも重厚な乗り味にこそある。その走りは高速道路で一層顕著で、まさに猪突猛進の重戦車。でありながら、極上の乗り味。さすがBMWと感心する。
積載性

5

ガソリンエンジン車のラゲッジ容量は510リットルとSUVであるX3とほぼ同等! PHEVはバッテリー積載により430リットルと少なくなるものの、それでも大容量でゴルフバック4つをラクに入れることができる。
燃費

4

街乗りでPHEVモデルでリッター12km前後、ディーゼルエンジンでリッター15km程度といったところ。長距離移動がメインならディーゼルエンジンを選択肢にいれた方がよいかも。
価格

4

価格はエントリーモデルが7,944,000円〜、最上位グレードが13,755,000円〜。これに人によってはオプションが100万円ほど乗ってくるだろう。
栗原 祥光
栗原 祥光
自動車ジャーナリスト
東京都出身。中央大学理工学部卒業後、電気回路エンジニアへ。30歳を前にオーディオ専門誌とタウン情報誌、同Webサイトの編集者へと転身。現在はフリーのカメラマンとライターとして、年間100台近い自動車・バイク取材のほか、モータースポーツや各種イベントの取材を精力的に行っている。好きなクルマはライトウェイトスポーツと大型SUV。
BMW 5シリーズ セダン 新型・現行モデル

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