1999年9月
■1999年9月
アルファロメオの166シリーズは、スポーティ感覚にラグジュアリーな快適性も
盛り込んだアルファのアッパーミドルセダンだ。
ボディの基本スタイルは156シリーズと同様、どこから眺めてもアルファロメオ
だが、全長を4730mmと少し長めにしたことで伸びやかなエクステリアとしている。
全幅も1815mmとワイドな設計だ。
156シリーズがミドルサイズセダンだとすれば、166シリーズは、国産車に例えれ
ばマークIIなどに相当するLサイズセダンとなる。少々ボディは大きいが、街中で
手を焼くほどではない。
ホイールベースは2700mmとこれもLサイズセダンを感じさせる寸法。視覚的なバ
ランス感覚も良い。
エンジンはV型6気筒のユニットを2タイプ設定している。排気量は2.5リッ
ターと3リッターだ。2.5リッターモデルは最高出力が190馬力、最大トルクが
22.6kg-mという設定。車両重量が1590kgと少々重くなっているのは残念だが、ア
ルファロメオらしい加速フィーリングを感じられるだけのパワーは備わっている。
一方、3リッターモデルは最高出力が226馬力、最大トルクが28.0kg‐m。車両
重量は3リッターモデルの方が少々重いが、それ以上にパワー&トルクが向上するので走りは力強い。Lサイズセダンとあって居住性も良く、アクティブなファミリーカーにピッタリだ。