■上級車種並み「豪華内装」の「ノートオーラ」 どんな人が買ってる?
日産の主力コンパクトカー「ノート」は好調な売れ行きを記録しています。
ラインナップには、上質さを高めた上級モデル「ノート オーラ(以下オーラ)」も設定されていますが、どういったユーザーが購入しているのでしょうか。
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ノートの現行型は3代目モデルで、2020年12月に発売されました。
新設計のプラットフォームを採用したほか、力強さと効率、静粛性を向上させた第2世代「e-POWER」を初搭載するなど、パワートレインなども刷新。
日本自動車販売協会連合会(自販連)によると、2024年2月には登録車では1位のトヨタ「カローラ」と2位の「ヤリス」に次いで、3位の1万10台を登録しました
また、現行型では通常モデルに加え、上級モデルのオーラを設定し、新たに上質なコンパクトとしてのキャラクターを打ち出したことも特徴です。
エクステリアは、オーラ専用のVモーショングリルを装備したほか、テールランプにボディの端から端まで一文字に光る「ライティングブレード」を採用するなど、ベースのノートよりも存在感を高めています。
ボディサイズも、全長やホイールベースなどは変わらないものの、ベースのノートより全幅を40mm拡大。全幅1735mmにワイド化され、3ナンバーボディになります。
インテリアはオーラ最大の特徴と言っても過言ではなく、随所に上質感を高める専用装備を採用しました。
シートはツイード調織物と合皮のコンビシートを採用。クッション材を多用し、身体が滑るのを防ぐキルティングラインを施したレザーシートも設定されています。
このレザーシートは「シーマ」や「スカイライン」などに採用された、30mmのソフト層を内蔵したシート構造とし、上質な座り心地と長時間の快適性を備えています。
インテリアカラーは、ブラックとエアリーグレーを用意。このうちレザーシートを装備しない場合、合皮部が別のカラーとなり、ブラックを選択するとブラウン、エアリーグレーではベージュと2トーンカラーのコーディネートです。
インパネにはダーク系・ライト系の木目調パネルを装備したほか、各トリムなどにはツイード調織物を採用し、シフト回りにはダイレクトイルミネーションを装備するなど、コンパクトカーのクラスを超えた上質な室内空間に仕上がっています。
パワートレインはノートと共通で1.2リッター直列3気筒エンジンにモーターを組み合わせるe-POWERで、先進運転支援システムも「360°セーフティアシスト」や「プロパイロット」を採用している点も共通です。
価格(消費税込)は269万9400円から306万7900円に設定されており、標準仕様のノートと比較すると、約1割程度高くなっています。
■実際のユーザー層は? モデルチェンジの予定はあるのか
そんなオーラですが、どういったユーザー層が購入しているのでしょうか。東京都内の日産販売店スタッフは以下のように話します。
「購買層は幅広く、若い人から年配の方もいらっしゃいます。そのなかでも特徴的なのは、初めてのクルマという訳ではなく、複数台のクルマを乗り継いできた人が上質感を求めてオーラを選択するケースがあります。
また、比較的年齢層の高い人からは、ミニバンを卒業しての乗り換えやダウンサイジングを求める人も多い印象です」
かつてコンパクトカーは比較的安価な価格設定で、いわゆる「セカンドカー」として日常の足などで活躍するケースが目立ちましたが、そのぶん装備も比較的シンプルに抑えられていることが多くありました。
一方で近年、オーラのようにコンパクトカーのボディサイズはそのままに、上級モデル並みの内装の仕立てや先進装備などが採用されるプレミアムコンパクトカーが増えています。
そうした新たなプレミアムコンパクトカーは、子育てを終えてミニバンが必要なくなった50代近辺のユーザーや、これまで上級セダンを乗り継いできた60代以上の高年齢層にも支持されています。
しかし、そうした高年齢層だけに支持されているわけではないようです。神奈川県横浜市内の日産販売店スタッフは以下のように話します。
「実は30代など意外と若い方も選ぶ傾向にあります。そういった方は上質志向の人が多く、欧州車などと比較される場合もあります」
上質な仕立ての内装である点などから、欧州のプレミアムコンパクトカーを狙う層にもヒットしていることがうかがえます。
なお、2024年1月にはベースのノートがデザイン変更も含めたマイナーチェンジモデルが登場していますが、オーラについては2024年3月中旬現在、改良が行われておらず、日産からの公式発表もありません。
これについて、都内の販売店スタッフは「標準モデルがモデルチェンジしたことから、間もなく登場するのではないか」と話し、横浜市内の販売店スタッフも「3月25日を持って一度受注を停止する予定で、5、6月くらいに登場すると見ている」と話します。
好調な販売推移を記録していることもあり、オーラの改良についても期待が高まります。
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AWDにしてそれなりにOP付けたら乗り出しでほぼ400万円