2024年F1第6戦マイアミGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはルイス・ハミルトン(メルセデス)、角田裕毅(RB)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)だ。
■エステバン・オコン(BWTアルピーヌF1チーム)
決勝=10位(57周/57周)
13番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
【角田裕毅F1第6戦分析】“ベストなレースタイム戦略”で7位。メルセデスも寄せ付けない走りをHRC折原GMも高く評価
ポイントを獲得できて良かった。これでようやくシーズンのスタートを切れた気がする。ここ2、3戦で徐々に近づいてはいたものの、この週末に来てようやく成果を手にすることができた。何週間も努力を続けてきたチームのみんなに相応しい結果だ。
スタートからフィニッシュまで、とても激しいレースになり、あちこちでずっといいバトルが展開されていた。たった1ポイントだから、この成績に心から満足できるわけではないけれど、僕らのシーズンにとって重要なポイントではある。
予選で最後列に甘んじたバーレーンから今日のこの位置まで来られたのは、エンストンとビリーのチームの全員が信念とモチベーションを維持して、クルマの改良を続けてくれたおかげだ。これがシーズンの残りのレースで僕らが獲得するであろう、多くのポイントの最初の1点になるといいね。
■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム)
決勝=9位(57周/57周)
15番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
昨日(予選)は厳しかっただけに、この週末をチームにポイントを持ち帰って終えることができて良かった。バーチャルセーフティカーのタイミングは、僕にとってはちょっとラッキーで、その後のフルセーフティカーでフィールド全体が圧縮された。そのチャンスをうまく利用してミディアムタイヤに交換したんだ。これで戦略が当初の予定とは少し変わり、結果としてコース上で何度かいいバトルができた。
レースをエンジョイしたよ。そして、予選の時と比べると、レースの方がいいパフォーマンスを示せたようだ。だが、これに続くレースでのパフォーマンスを改善するために、やるべきことがいくつかあるのは間違いない。
ランド(・ノリス)の勝利は、僕にとってもうれしいことだ。初優勝というのは、やはり特別なものだからね。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=8位(57周/57周)
7番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
ランドとマクラーレンは本当によくやった。この勝利はまさしく彼に相応しいもので、実際のところ、もうこれまでに何度か勝っていて然るべきだったんだ。彼とは長い間一緒にレースをしてきた。ものすごい努力家だから、F1でもいずれは勝つだろうと思っていた。彼の優勝が自分のことのようにうれしい。
僕自身のレースは厳しかった。スタートでいくつか順位を失い、ハードタイヤを履いた後半のスティントではペースが上がらず、ひどい苦戦を強いられた。これを課題として持ち帰り、どうしてそうなったのか分析するつもりだ。僕のスピード不足はまったく予想外だった。ルイスは力強いレースをしたのだから、このクルマに速さがあるのは間違いないんだ。
■角田裕毅(ビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チーム)
決勝=7位(57周/57周)
10番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
とてもハッピーです。チームが素晴らしい仕事をしてくれました! 両方のレースでポイントを獲得できて、信じられないような週でした。
ここでは良いパフォーマンスを発揮できるだろうとある程度予想していました。一番重要なことはそれを実際に達成できたことです。
チームとして、今日は、プランをしっかり実行し、一切ミスをしませんでした。僕に関しては、スタートではミスをしましたが、全体的に見て、自分のドライビングには満足しています。自分をリセットして走り続けました。最終スティントでは単独走行になったため、プッシュして、前のグループと同じようなラップタイムで走ることができました。
チームは素晴らしいマシンを開発しました。彼らに心から感謝します。ファクトリーは信じられないほどの努力をし、最終的にそれにふさわしいポイントを獲得することができました。シーズン序盤から順調に進歩しているので、今後が楽しみです。
次のイモラは僕にとってはもうひとつのホームレースのようなものです。今のリズムを維持して、ホームの観客、特にファクトリーから来てくれる人たちの前で良い結果を出すことができればいいですね。
今、全員が素晴らしい仕事をしています。この調子でプッシュし続けていきます。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
決勝=6位(57周/57周)
8番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
ランド(・ノリス)とマクラーレンの優勝は、我がことのようにうれしいよ。彼らはどちらも素晴らしい仕事をしてきた。今日の勝利は彼らに相応しいものだ。マクラーレンがこれほどの競争力を示したことも素晴らしい。グランプリ初優勝がどれほど特別なことか、僕自身もよく知っている。ランドは本当によくやったよ。
自分のレースについて言えば、コース上で何度か楽しいバトルがあった。ポジションを上げていくしかなかったから、とにかく全力を尽くし、いいオーバーテイクもいくつか決められた。終盤にはレッドブルの1台に挑戦していたほどで、彼らとレースができたことがうれしいよ。今日が今年一番のレースだったかもしれない。この勢いでプッシュし続けないといけないね。
イモラでは、さらにいくつかの小さなアップグレードが投入される。他のチームも開発を進めているけど、僕らもハードワークを続けるつもりだ。
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