■「ル・マン プリウス」は次期「GRプリウス」のプロトタイプ!?
トヨタのマレーシア合弁会社、UMW Toyota Motor Sdn. Bhd.(UMWT)は2023年2月20日、トヨタの2050年までのカーボンニュートラルに向けた「BEYOND ZERO」構想を発表し、2月28日までテクノロジー パーク マレーシア(TPM)でイベントを開催しました。
様々な電動モデルが出展されましたが、そのなかにハイブリッドカー「プリウス」をベースにしたレーシーなコンセプトモデル「Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition」(以下、ル・マン プリウス)も展示されました。
【画像】めちゃカッコいい! トヨタ「“爆速”プリウス」を画像で見る(30枚以上)
プリウスは、1997年に世界初の量産型ハイブリッドカーとしてデビューして以来、燃費に優れた技術や最新技術を投入し25年・4世代に渡って進化を続けてきた「エコカー」の代表格といえるモデルです。
2003年登場の2代目プリウスが採用した「5ドア+ハイデッキ」という未来感あるシルエット「トライアングルモノフォルム」を初採用し、横から見たときにゆるやかな三角形に見える独自の形状が「プリウスらしさ」のイメージを決定づけました。
3代目ではこのシルエットをベースに、世界トップレベルの空力性能を達成。
さらに4代目はプラットフォーム(車台)を刷新し重心を下げるとともに、走行性能が向上したことを示唆するアグレッシブなスタイリングを特徴としました。
そして2023年に発売された5代目の最新型プリウスは「Hybrid Reborn(ハイブリッドリボーン)」をコンセプトに掲げ、新たな時代に向けた刷新を図っています。
これまで培ってきた環境性能という強みに加え、「ひと目ぼれするデザイン」と「とりこにする走り」という新たな特徴を打ち出したのです。
なかでもHybrid Rebornのアイコンとして、よりワクワクするエモーショナルなスタイリングを狙ったとトヨタでは説明します。
モノフォルムシルエットを受け継ぎながら、より低く、よりワイドなプロポーションとする一方、シンプルかつ抑揚のあるスタイリングにまとめられました。
そんな最新型の現行プリウスをベースに、TOYOTA GAZOO Racingがカスタマイズしたのがル・マン プリウスです。
世界三大レースとも称される「ル・マン24時間」への感謝の意を込めたカスタムモデルで、ル・マンが100周年を迎える2023年6月に世界初公開されました。
ワイドトレッド化され車幅が拡大されるとともに、空力特性を高めたエアロパーツとして、カーボン製の大型リアスポイラーやリアディフューザー、サイドスカート、カナードや、「GR」モデル共通の四角い大開口部を備えた専用エアロバンパー、カーボンボンネットなど、レース活動で得たノウハウを全面的に反映したデザインが施されています。
TOYOTA GAZOO Racingではこれまで、コンパクトカー「ヤリス」をベースにした「GRヤリス」や、カローラスポーツをベースにした「GRカローラ」など、本格的なスポーツモデルを相次いで手がけています。
こうした一連のGRモデルを想起させるル・マン プリウスの本格的な造り込みから、登場時には「次期GRプリウスのプロトタイプでは」と噂されました。
ただし2024年3月現在、新型GRプリウスに関する情報はトヨタやTOYOTA GAZOO Racingから一切発表されていません。
今回の展示でル・マン プリウスが再び姿を現したことで、市販化への期待が再び盛り上がりをみせそうです。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
うっかりで…「ゴールド免許」剥奪? 無事故&無違反でもブルー免許に格下げ? 絶対に“注意すべき”コトとは
熊本バス・鉄道5社「交通系ICカードやめます」 停止は年内予定、公共交通の運賃収受は本当にこれでいいのか?
ホンダ新型「“ミニ”ステップワゴン」初公開!? 大人気「コンパクトミニバン」8年ぶり全面刷新! フリード&ステップワゴン“共通性”持った理由とは
ミキティ、スマホでポチ買いした1400万超の「超高級車」を採点! 気になる点数は? 搭載される「斬新ド派手ドア」の開閉に「天才!」「未来的」の声も
小さなランクル登場へ!! [ランクルFJ]は伝統のラダーフレーム採用! 約350万円で2024年末登場か!?
「EVは“電欠”が怖いし…」 実はガス欠より対策ラクかも? 新ビジネスになりそうな“もしものサービス”とは?
左折するのに右にハンドルを切るのは道交法違反!?「右振り左折」は安全面・マナー面的にも悪癖なので改めましょう
日産「新型スポーツSUV」まもなく登場へ! 430馬力超え×「GT-Rの技術」融合!? 6月発売の最強”フラッグシップ” 新型「アリア NISMO」 どんなクルマ?
“日本で売るの?” なぜ「中国メーカー・ジーリー」が日本で試乗会開催? セダン&SUVのHV上陸!? 乗った印象はいかに
2023年 欧州でリコールの多かった自動車ブランド 20選 1車種で「9件」発生も
みんなのコメント