BMW M3コンパクト(E36):当時最速のコンパクトカーとなるはずだったが、残念ながら生産されることはなかった。今日は、このクルマがクラシック オブ ザ デイだ。
「E36」時代、BMWは一方に321馬力のクリーミーな6気筒を持つM3、もう一方に後輪駆動のハンディなコンパクト3シリーズハッチバックをラインナップしていた。この2つが融合したのが「BMW M3コンパクト プロトタイプ」であったがプロトタイプが2台造られただけに留まった。
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BMWのエンジニアは、このホットな「M3コンパクト」スタディモデルのための材料を探すのに苦労する必要はなかった。「E36」シリーズの「M3クーペ」は、シャシーとリアアクスルを含む技術を提供した。両者とも、「M3コンパクト」の軽量化と短いホイールベースに適合させるだけでよかったのだ。このようなプロジェクトでは、「単に」というのは常に相対的なものだ。結局のところ、改造には多くの時間と労力がかかった。
「S50 B32」エンジンは最高出力321馬力、最大トルク350Nm@3250rpm。「M3」のサルーン、クーペ、コンバーチブルの場合、0-100加速タイムは5.5秒強である。
量産されることのなかったBMW M3コンパクト
車重がが150kg軽くなった「M3コンパクト」は、確かに優位に立っていただろう。そして、何よりもドライビングダイナミクスの面で、より重いクーペを脅かす存在になっていただろう。残念ながら、当時のミュンヘンのメーカーには、シリーズ生産化するだけの勇気がなかった。それを補ったのは「1シリーズMクーペ」と「M2」だけだった。
これが、速い3シリーズ コンパクトの夢に近づく方法だ
BMWの「M3コンパクト」は2台あり、そのうちの1台はメーカーのコレクションである。だから、自宅のガレージに「M3コンパクト」を駐車することはほとんど不可能だ。
お金と技術的なノウハウの両方またはどちらか一方があれば、あえて自分で改造することもできる。しかし、このようなプロジェクトは趣味のメカニックには向かない。なぜなら、単純なドライブユニットの交換ではできないからだ。
小型エンジンを搭載した「3シリーズ コンパクト」は、今では入手可能な金額で手に入る。その操縦性の高さから「E36」はエントリーレベルのラリーカーのベースとして人気がある。
Text: Lars Hänsch-Petersen
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みんなのコメント
今見ても、とてもカッコ悪いと思う。
寸足らずのちんちくりん。こんなモン、ゴミだろ。