2ドアの純エンジン車、生産終了
ロールス・ロイスは、コンバーチブルモデルのドーンの生産が終了したと発表した。英グッドウッド工場から最後の1台が出荷され、7年間の生産に幕を下ろした。
【画像】栄光と華やかさを象徴する2ドア・コンバーチブル【ロールス・ロイス・ドーンとシルバードーンを写真で見る】 全52枚
ドーンは、クーペモデルのレイスと双璧をなす2ドア・コンバーチブルで、最高出力570psのV12エンジンを搭載する。受注は2022年3月に締め切られた。
この2台は、EVの新型スペクターが間接的な後継となるため、ロールス・ロイスの燃焼エンジンを搭載したモデルとしては現在、ゴースト、ファントム、カリナンの3台が残っている。
スペクターの納車は今年の第4四半期に開始される予定で、現在、開発テストの最終段階に入っている。
ドーンとレイスの直接的な後継車ではないものの、今後のラインナップの中でクーペの役割を果たすことになると、同社CEOのトルステン・ミュラー・エトヴェシュ氏は2022年に語っている。今のところ、ドーンに代わるコンバーチブルの計画はない。
ドーンの生産終了は、公式声明では「栄光と華やかな時代の終わり」と表現されている。
ミュラー・エトヴェシュ氏は次のように述べている。
「ドーンという名称を復活させることで、ロールス・ロイスは自動車以上のものを再活性化させました。インスピレーションを得たシルバードーン・ドロップヘッドのように、現代のドーンは、ラ・ドルチェ・ヴィータ(人生の美しさと豊かさを受け入れる生き方)を現代的に表現することを特徴とするようになったのです」
「ドーンは、楽しい仲間と過ごす喜び、冒険のスリル、そして静かな安らぎを反映しています。このクルマは、ラ・ドルチェ・ヴィータの精神を細部まで再現した、現代の生活芸術なのです」
「ドーンの生産終了を迎える中で、わたし達はブランドの歴史における特別な章を振り返っています。この美しい自動車は、ブランド創設の理念と遺産を称えながら、現代のラグジュアリーを完璧に体現しています」
2022年のロールス・ロイスの総販売台数6021台のうち、ドーンとレイスは10%を占めた。販売の大半はカリナンが占め、ゴースト(30%)、ファントム(10%)がそれに続く。
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みんなのコメント
とは言え、生産終了は悲しい
PHEVでもいいから残して欲しかったけどな
V12だって、気筒休止含め出力を絞れば燃費は悪くないんだし