■高価格化すすむ新型車… いま「イーコ」の存在が求められている!?
現在国内で展開される新型車は、衝突被害軽減ブレーキをはじめ様々な安全・機能装備が充実している一方で、高価格化が進んでいます。
しかし海外では、シンプルな内外装と装備を持つ安価なクルマが今も新車で販売されています。そんなクルマのうち、スズキのインド子会社が販売している人気ミニバン「イーコ」を紹介します。
【画像】なぜか懐かしい? 新しいのに妙に「既視感」あるスズキ「イーコ」を画像で見る(44枚)
スズキのインド子会社 マルチ・スズキが販売するイーコは2010年1月に発売された小型ミニバンです。
ボディサイズは全長3675mm×全幅1475mm×全高1825mmとコンパクトですが、5人・7人乗りの乗用モデルと2人乗り商用モデルの両方がラインナップされています。
2022年11月には新型モデルが登場し、最大出力80.76馬力・最大トルク104.4Nmを発揮する直列4気筒1.2リッターアドバンスドKシリーズ・デュアルジェット・デュアルVVTエンジンを新たに搭載。組み合わされるトランスミッションは5速MTのみです。
ラゲッジスペースをフラットにすることで荷室容量が最大60リットル拡大。さらにデジタルメーターや盗難防止装置付きキーを採用しました。
エクステリアデザインは1999年登場の軽ワンボックスカー「エブリイバン(4代目)」をそのまま大きくしたような懐かしさを感じさせるデザインです。
インテリアもシンプルそのもので、運転席・助手席にエアバッグこそ装備されていますが、ダイヤル式のマニュアルエアコンや、小物入れや加飾パネルなどは装備されないドア内張り、ヘッドレスト一体型のシートなど、とことん簡素化されています。
そんなイーコは販売開始以来好調で、セグメントでは94%のシェアを獲得。2023年2月23日には累計100万台以上が販売され、マルチ・スズキは「インド国内でもっとも売れているバン」であると説明します。
価格は51万200ルピー(約85万円)からと安価に設定されています。
現在国内では200万円以下で新車購入できるミニバンとして、トヨタ「シエンタ」のベースグレードが195万円で唯一設定されているのみ。
100万円を切る価格はごく一部の軽自動車にすぎず、高価格化が進んでいる一方で、SNSなどでは国外専売車種のイーコに注目するユーザーが少なくないようです。
価格やパッケージングの面でイーコを評価する声が多いのが特徴で、「車体価格80万円台スタートか!」「頼むから日本でも出してくれ」「こういうので良いんだよ」など、装備を簡素化することで価格を抑えたシンプルなミニバンを求めるコメントが多く見られました。
また、「どんどんカスタムしてくださいといわんばかり」「ベースとしては流行りそう」「安いし、カスタムで化けそうなポテンシャルを感じる」「こういうのトランポでよさそう」など、シンプルであることから車中泊やキャンピング仕様、バイク積載仕様など自由にカスタムして乗りたいという意見もあるようです。
さらにデザイン面も一定数の評価を得ており、「何だか懐かしいデザインのように感じた」「お前エブリイじゃねえか!」などと、懐かしいデザインを肯定するユーザーもいるようです。
なお、イーコは日本では販売されていませんが、かつてはほぼ同型のモデルが販売されていました。
1999年6月に登場した「エブリイ+(プラス)」は、エブリイをベースにボディを拡大し、最大出力85馬力の1.3リッターエンジンを搭載する、キャブオーバータイプのワゴンです。
ボディサイズは全長3675mm×全幅1505mmとイーコと同等で、3列シート7人乗りを用意している点もイーコと共通。
前席・セカンドシートはフルフラット化も可能なほか、3列目もワンタッチで畳めることができ、高い積載性も実現しています。
欧州基準に基づくテストをクリアした衝撃吸収ボディや、全車に運転席・助手席エアバッグやABSを装備するなど、当時としては高機能なミニバンでした。
その後、エブリイプラスは2001年にマイナーチェンジを実施し、「エブリイ ランディ」という名称へ変更。2005年にベースのエブリイがモデルチェンジされるタイミングで販売終了しました。
新車時の価格は141万円からとイーコと比べると幾分高価ですが、それでも100万円台のミニバンが極めて少なくなった現在では十分魅力的な価格と言えます。
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みんなのコメント
車にしろバイクにしろ・・・
こんな内容を記事にして釣り行為で観覧数を稼ぐアコギな商売w
ああやっぱりな。