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760万台売れたベストセラーSUV 新型フォルクスワーゲン・ティグアン 3代目へフルモデルチェンジ

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760万台売れたベストセラーSUV 新型フォルクスワーゲン・ティグアン 3代目へフルモデルチェンジ

世界的人気モデルがフルモデルチェンジ

フォルクスワーゲンは9月19日、コンパクトSUVの新型ティグアンを欧州で発表した。2024年初頭に発売予定である。

【画像】フォルクスワーゲンの人気SUV、最新世代が登場【新型ティグアンの内外装を写真でじっくり見る】 全20枚

ティグアンは2007年の登場以来、約760万台が生産され、フォルクスワーゲンの世界的ベストセラーモデルとして君臨している。3代目となる新型では、内外装を大きく刷新し、パワートレインも改良を受けた。

新型ティグアンは、最新世代パサートと同じ「MQBエボ」プラットフォームを採用し、さらにMIBインフォテインメント・システムや無線ソフトウェアアップデートの導入など、デジタルおよびコネクティビティ機能が強化された。

ボディサイズは全長4539mm、全高1639mm(ルーフレール含まず)、全幅1842mm、ホイールベース2680mm。現行型と比べ、全長と全高がわずかに拡大した。

インテリアが大きく進化 広さ、使い勝手向上へ

インテリアは大幅に刷新されており、すっきりとしたレイアウト、より高級感のある内装材の使用、室内空間の拡大などが図られた。

新設計のダッシュボードには10.3インチのデジタル・インストゥルメント・ディスプレイと12.9インチ(上位モデルでは15.0インチ)のセンタータッチスクリーンを備えている。タッチスクリーンには、最新のパサートやID.7と同様のバックライト付きスライダー式コントローラーが採用された。

ステアリングホイールでは、これまでの静電容量式コントロールを廃し、物理的なボタンとスイッチに変更されている。このデザインは他のモデルにも反映されるという。

センターコンソールには、ドライビングモードやオーディオの音量、アンビエントライトなどを変更するためのロータリーコントローラーが設置される。また、「アトモスフィア」と呼ばれる環境テーマの機能が備わり、ラウンジ、エネルギッシュ、ジョイ、ミニマル、ミーなどの設定がある。

ギアセレクターはステアリングコラムに移設された。また、オプションのヘッドアップディスプレイはフロントガラスに直接投影する方式となった。

フォルクスワーゲンによると、ボディの大型化に伴い、ヘッドルームがフロントで8mm、リアで10mm拡大したという。トランクスペースも37L増え、652L(PHEVモデルを除く)となった。

48Vマイルドハイブリッド、PHEVも設定

48Vマイルドハイブリッド付きの1.5L 4気筒ガソリンターボ(eTSI)は、仕様に応じて最高出力130psまたは150psを発生する。従来型の2.0L 4気筒ガソリンターボも改良され、最高出力204psまたは265psの四輪駆動モデル(TSI 4モーション)に搭載される。

2.0L 4気筒ディーゼルターボは従来通りだが、給排気システムに細かな変更が加えられている。前輪駆動モデル(2.0 TDI)では最高出力150ps、四輪駆動モデル(2.0 TDI 4モーション)では192psを発生する。

PHEV(eハイブリッド)のパワートレインも大幅に改良された。エンジンは従来の1.4Lから1.5Lに変更され、より強力な電気モーターが組み合わされる。しかし、前輪駆動モデルは最高出力204psまたは272psと、現行モデルと同じ出力を維持している。

19.7kWhの新型バッテリーを搭載し、最長100kmのEV走行を実現するという。最大50kWの直流充電に対応しているため、充電時間の短縮が期待される。

トランスミッションは、ガソリンとディーゼルに7速DSG、PHEVに6速DSGを採用する。

足回りも刷新 オプションでゴルフGTIのシステムも

足回りとしては、マクファーソンストラット式フロントサスペンションと4リンク式リアサスペンションが改良され、新しいダンパーと改良型アンチロールバーを装備する。これにより、剛性と安定性が向上するという。

オプションのダイナミック・シャシー・コントロール・プロには、新しいツインバルブ常時可変ダンパーが用意されている。電子制御式ディファレンシャルロックの特性を調整できるほか、ゴルフGTI由来のビークル・ダイナミクス・マネージャーも追加され、15の設定からサスペンションの特性を変更することができる。

価格はまだ明らかにされていないが、欧州ではRラインなど4種類のグレードが用意される。フォルクスワーゲンによると、高性能モデルのティグアンRも計画中だという。ゴルフRと同じ最高出力320psの2.0L 4気筒ターボの最新バージョンが搭載される見込み。

7人乗りのティグアン・オールスペースは廃止され、欧州市場では2025年にテイロンと呼ばれる新型SUVに置き換わる予定だ。

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みんなのコメント

14件
  • トヨタ車かと思った。
  • dds********
    エッジの効いたスッキリしたデザイン、そして取り回しのいいサイズ感だと思います。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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