メルセデス・ベンツのEV専門サブブランド「EQ」から、新たなコンセプトカーのティザーイメージが公開された。「ビジョン EQXX」と名付けられたこのEVサルーンは、なんと1000kmオーバーの航続距離を目指しているようだ。
公開されたのはフロントからのシルエットの画像。滑らかなボディラインがボンネットからリアフェンダーへと流れ、ブランドのアイコン、スリーポインテッドスターはボンネット前端に直接取り付けられているように見える。ヘッドライトも薄型のワイド感を強調するデザインとなっており、左右のユニットをつなぐLEDエレメントが他の「EQ」シリーズとの関連性を表現している。
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EVらしくフロントグリルの開口部はなく、フロントフェンダーの盛り上がりは、エンジンベイを持たない完全電動車ならではの低いノーズの産物だが、同時にパワーとスピードを予感させる。さらに、ボンネット上のエアスクープも空力性能を向上させるとともに秘めた性能をアピールする。
メルセデスは昨年10月に、驚異的な効率と航続距離を持つ次世代EVを開発すると発表しており、その成果が今回のビジョン EQXXとなる。ということは、このコンセプトが単に大容量バッテリーを満載して距離を稼ぐモデルでないことは明らかで、Cd値(空気抵抗係数)は先日発表された「EQS」の0.20を凌ぐとみられる。もちろん、ビジョン EQXXはあくまでもテクノロジーの方向性を示すコンセプトで市販化の予定はないが、将来の量産車へ技術がフィードバックされることは間違いない。
メルセデスでは、ビジョン EQXXのティザー公開後間もなく、2030年までに新車をすべてEVにする計画を発表した。そのための投資額は日本円で5兆円以上となるとのことで、この中で効率と航続距離も追求されていくこととなる。なかでも我々ユーザーが気になるのは航続距離だが、仮に1充電あたり1000kmが実現すれば、EQSの770km、テスラ「モデルS」の652kmなどを軽く超え、ほとんどのガソリン車も敵わないロングレンジとなる。本格的なEV時代の幕開けはもう間もなくだ。
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みんなのコメント
大量のバッテリーを積んで航続距離がと言ってもなんの価値もない。
その大量の電気の供給は?
一般家庭何十件もの電気を単に移動するために浪費する
ユーザーにとっては経済的負担を強いるだけ