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ボルボを変えた男 ホーカン・サミュエルソンCEO退任 安全性重視、電動化、イメージ刷新

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ボルボを変えた男 ホーカン・サミュエルソンCEO退任 安全性重視、電動化、イメージ刷新

ボルボのホーカン・サミュエルソンCEOが、約10年務めたトップの座を退いた。後任として、ダイソンの元社長ジム・ローワンが就任した。

サミュエルソンの指揮の下、ボルボは製品ラインナップの再編成、新プラットフォームの開発、販売記録の更新、電動化を基盤とした将来への取り組みを行う一方、交通事故死をゼロにするために全モデルの最高速度を180km/hに制限するなど、安全を最優先とした活動を続けてきた。ボルボの95年の歴史の中で最も革新的な時代の1つと言っていいだろう。

【画像】生まれ変わったボルボ【最新モデルを写真でイッキ見】 全124枚

我々AUTOCARが知る限り、サミュエルソンは非常に率直なCEOであり、多くのテーマについて積極的に語り、常に率直な答えを返してくれた。また、自動車の製造・販売プロセスの変化をいち早く察知し、ライバルに先んじた行動をとるなど、その能力も惜しまれるところだ。

以下、彼の在任中の画期的な出来事をいくつか紹介しよう。

●ホーカン・サミュエルソンCEO在任中の主な動き

2014年:2013年の販売好調を受け、新型XC90でラインナップの活性化を開始。これはジーリー(吉利)傘下で開発された最初のモデルである。

2015年:世界販売台数が初めて50万台の大台に乗る。

2016年:またもや販売好調。この年、新しいSPAプラットフォームをベースにした車両生産のため、米国に工場の建設を開始する。自動運転車の開発でウーバーと提携。

2017年:わずか2年でラインナップを電動化することを宣言。兄弟ブランドとしてポールスターを立ち上げる。

2018年:ボルボXC40が欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞して販売台数をさらに伸ばす。「360c」コンセプトでは自動運転の狙いを示唆した。

2019年:電動化を実行し、初のEVを公開。

2020年:AUTOCARはブランドイメージ刷新、生産能力の倍増、急速な電動化を評価し、サミュエルソンCEOにイシゴニス賞を授与。

2021年:半導体不足にもかかわらず、販売台数は約70万台を達成。

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みんなのコメント

6件
  • ボルボデザインを一気にモダンに変えたのもサミュエルソン。
    この人の功績は本当に大きい。
    次がダイソンの元社長っていうのも面白いですね。
    期待しています。
  • デザイナーもポールスターに移籍してしまったみたいだし今後の方針も大幅に変わりそうですね。半分期待する反面、今のデザインが好きなのでそのままであって欲しかった気持ちもあります。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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