■だいぶ変わった「ヤリス」登場!?
トヨタ「ヤリス」はベーシックなコンパクトカーとして人気な存在です。販売台数ランキングでは常にトップ3位圏内に位置し、登場以来好調な売れ行きとなっています。
そんなヤリスですが、実は最近「レトロ」な顔とシックな内装を持つ派生モデルが登場することが明らかになりました。
【画像】もはや面影なし!? 超レトロ顔がフィットした新型「ビュート ストーリー」の画像を見る(39枚)
トヨタのコンパクトカー、ヤリスはそれまで販売されてきた同クラスの「ヴィッツ」に代わるモデルで、2020年2月にデビューしました。
従来は海外向けがヤリス、国内向けがヴィッツとして展開されてきましたが、現行モデルでは呼称がヤリスに共通化されました。
登場以来、販売台数では常にトップに位置し、自販連(日本自動車販売協会連合会)が発表している販売台数ランキングでは、SUVの「ヤリスクロス」やハイパフォーマンスモデルの「GRヤリス」を含めるとはいえ、2022年では年間16万8557台、2021年では21万2927台を記録しています。
ヤリスの特徴はコンパクトカーならではの軽快なハンドリングはそのままに、TNGA GA-Bプラットフォームの採用により、軽量で高剛性なボディを実現。
さらに、駐車支援システムの「アドバンスト パーク」や交差点右折時の直進車や横断歩行者を検知する先進運転支援パッケージ「トヨタセーフティーセンス」を標準装備しています。
そんなヤリスのレトロな派生モデルとして、光岡 新型「ビュート ストーリー」が登場します。
「ビュート」は光岡の代表的なクルマで、英国車をイメージしたエクステリアを特徴するシリーズです。
いままでは日産「マーチ」をベースとしていましたが、2022年をもってマーチの国内販売が終了したことから、新たにトヨタ車をベースとしたことを明らかにしています。
新型ビュートのボディサイズは、全長4090mm×全幅1695mm×全高1500mm-1515mmとなり、全幅と全高はヤリスと同じですが、全長は3940mmから150mm延長しています。
エクステリアは歴代ビュートの突出した丸形ヘッドライト、ゆるやかな三角を描く形状のボンネット、特徴的な楕円形状の縦グリルなど、デザインモチーフとなる英国のジャガー「マークII」の雰囲気をそのまま受け継いだデザインを採用。
さらにリアも丸型のテールランプやバンパーの大きなメッキ加飾が施され、ベース車の存在を意識させない仕上がりとなっています。
インテリアはヤリスのデザインをベースにしていますが、インパネとシートが同色となるオプションが設定され、シートは8色から選べるレザーシートを採用しています。
パワートレインはヤリスに準じており、1リッターガソリンエンジン2種類に1.5リッターとモーターを組み合わせるハイブリッド車を用意し、通常のCVT車に加えMT車や4WDモデルも設定します。
新型ビュートの価格(消費税込)は308万円から429万円と、147万円から254万8000円のヤリスと比較して1.6倍から2倍ほどとなりますが、ヤリスサイズのコンパクトカーを検討しているなかで、他人と違ったモデルが欲しいというのであれば、十分良い選択肢となりそうです。
※ ※ ※
新型ビュートの発売は2023年秋を予定しており、展示車や試乗車などもそれに合わせて準備される予定です。
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