現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > BMWのレーザー・ツールズとヒョンデのエクセラー8両陣営が2024年カラーリングを公開/BTCC

ここから本文です

BMWのレーザー・ツールズとヒョンデのエクセラー8両陣営が2024年カラーリングを公開/BTCC

掲載
BMWのレーザー・ツールズとヒョンデのエクセラー8両陣営が2024年カラーリングを公開/BTCC

 今季もブリストル・ストリート・モータース・ウィズ・エクセラー8としてBTCCイギリス・ツーリングカー選手権に参戦し、2022年王者トム・イングラムを軸に4台体制を構築するエクセラー8は、シリーズに投入する『ヒョンデi30ファストバック Nパフォーマンス』のうち3台のカラーリングを発表した。

 同じく名門ウエスト・サリー・レーシング(WSR)がジョイント体制を敷くレーザー・ツールズ・レーシング・ウィズ・MBモータースポーツは、引き続きジェイク・ヒルがドライブする『BMW 330e Mスポーツ』を公開し、それぞれブランドの創業100周年、シリーズ参戦10周年を祝うメモリアル・カラーが施された。

BTCC王者NAPAレーシングUKが2024年仕様フォーカスSTを披露。チーム・ハードも2台体制で復活

 イングランド中部に位置するストラトフォード・アポン・エイヴォンにあるカフェレストラン“カフェイン&マシン”にて開催されたトム・イングラム、トム・チルトン、ローナン・ピアソンがドライブする2024年仕様車の特別発表イベントでは、バーミンガムで1924年に創業され100周年を迎えた“ブリストル・ストリート・モータース”の節目を祝うレトロなカラースキームが披露された。

 イングラムの80号車とチルトンの3号車には、ボディに『100 Years of Bristol Street』のメッセージが載せられ、ピアソンの14号車には姉妹ブランドのマックリン・モーターズのロゴが掲げられる。

 タイトル防衛に挑んだ昨季2023年も、ドライバーズランキングでアシュリー・サットン(NAPAレーシングUK/フォード・フォーカスST)に次ぐ2位となったイングラムは、ラウンチの席上で今季の参戦台数減も念頭に置きつつ、それでも「チャンピオンタイトル奪還を目指すのは容易ではない」と主張した。

「グリッドの台数が減っていると誰もが言うが、それは単に先頭に立つことができる少数の割合が高まることを意味しているだけだ」と続けたイングラム。

「残された才能のレベルは非常に高く、毎週末に達成できることを最大化するべく一生懸命に働かなければならないことを意味する。悪い結果を残す余裕はないんだ」

「トラフィックが少なくなるから、予選ではフィールドが小さいことが役に立つだろうが、同時に実際に走行してみるまでは新しいシステムがどのように機能するか正確には誰にも分からない。それは間違いなく、週末の勝負を興味深いものにする別の変数を追加するはずだ」

■レーザー・ツールズのBMWは“逆V字”が特徴に
 一方、こちらもタイトル候補として新シーズンに挑むヒルは、昨季よりレーザー・ツールズ・レーシング(LTR)カラーで参戦したBMWの2024年仕様をアンベイル。同社は以前のBTCCでエイデン・モファットと長い関係を築き、当時その僚友だったサットンもLTRカラーの『インフィニティQ50(日本名:スカイライン)』でチャンピオンシップ連覇を達成している。

 そのWSR謹製BMWは昨年と同様のクロームブルーをベースにしており、シリーズへの10年間の関与を記念して、あらゆる角度から見ると10個のシェヴロン(逆V字型)が特徴となるようデザインされている。

「今日、こうして2024年仕様車のカバーが外れるのを見られたのは素晴らしいことだ。昨年の『レーザービーマー』も大好きだったが、今回もなんとかそれを上回ることができたと言っていいだろうね」と、その印象を語ったヒル。

「クロームブルーは長い間シリーズ全体を象徴するカラーリングだったし、彼らLTRがチャンピオンシップでの10周年を祝うのに合わせて、今季2024年にこれをレベルアップするのは当然のことさ」

 そのヒルと共闘してチームを率いる元F1ドライバーのマーク・ブランデルも、新たなシーズンを前に「新型マシンを公開するのはいつも誇りに思う瞬間だ」と意気込みを述べた。

「こうしたレースカーはつねに舞台裏での多くの作業を積み重ねたその集大成だからね。我々としても2024年にレーザー・ツールズのBTCC参戦10周年をサポートできることを本当に誇りに思う。また、このエキサイティングな旅を一緒に続けてくれるすべてのパートナーと、新年度の興奮に加わった新しい友人たちに多大な感謝を捧げたい」と、自身の名を冠したMBモータースポーツのスポーティングディレクターを務めるブランデル。

「我々のチームとWSRは、昨年度が終わってからオフの期間も非常に熱心に仕事に取り組んできており、その努力が今後数カ月以内に報われることを願っているよ」

こんな記事も読まれています

元王者イングラムが逆襲の連勝発進、トヨタのモファットもリバースから開幕勝利/BTCC開幕戦
元王者イングラムが逆襲の連勝発進、トヨタのモファットもリバースから開幕勝利/BTCC開幕戦
AUTOSPORT web
全12台の電動ツーリングカー完成。各陣営納車後に即ロールアウト「これまでで最大の前進」/STCC
全12台の電動ツーリングカー完成。各陣営納車後に即ロールアウト「これまでで最大の前進」/STCC
AUTOSPORT web
ベッテルの名前はなし。ル・マン24時間、全車のエントリー固まる。FIA F2王者ドルゴヴィッチ初参戦へ
ベッテルの名前はなし。ル・マン24時間、全車のエントリー固まる。FIA F2王者ドルゴヴィッチ初参戦へ
AUTOSPORT web
【GT300マシンフォーカス】最新フェラーリ296 GT3はまるでLMP3? 目指すはアンダー傾向を抑える“脚を動かす”クルマ作り
【GT300マシンフォーカス】最新フェラーリ296 GT3はまるでLMP3? 目指すはアンダー傾向を抑える“脚を動かす”クルマ作り
AUTOSPORT web
GTWCヨーロッパのスプリントカップが開幕。WRT BMWとウインワードのメルセデスAMGが勝利を分け合う
GTWCヨーロッパのスプリントカップが開幕。WRT BMWとウインワードのメルセデスAMGが勝利を分け合う
AUTOSPORT web
835PSを誇る新型12気筒エンジンを発表。アストンマーティンの“V12新時代”の幕開け
835PSを誇る新型12気筒エンジンを発表。アストンマーティンの“V12新時代”の幕開け
AUTOSPORT web
『トヨタ・スープラ(1995年編)』ユーザーの努力で戦闘力を上げた“Cカー譲り”のGTスープラ【忘れがたき銘車たち】
『トヨタ・スープラ(1995年編)』ユーザーの努力で戦闘力を上げた“Cカー譲り”のGTスープラ【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
【GT500 KEY POINT/ニッサン編】継続から一転、若手を加えた大シャッフルを実行
【GT500 KEY POINT/ニッサン編】継続から一転、若手を加えた大シャッフルを実行
AUTOSPORT web
MotoGP:2027年に1000ccから850ccへマシン規則変更。空力パーツは50mm削減、車高調整デバイスは禁止
MotoGP:2027年に1000ccから850ccへマシン規則変更。空力パーツは50mm削減、車高調整デバイスは禁止
AUTOSPORT web
レッドブル&HRC密着:戦略にも影響を与えたニューウェイ離脱の報せから2日。フェルスタッペンは望外の最速タイムに驚く
レッドブル&HRC密着:戦略にも影響を与えたニューウェイ離脱の報せから2日。フェルスタッペンは望外の最速タイムに驚く
AUTOSPORT web
「ひとり勝ちは許さない」ライバルたちに見た逆襲への光明【GT500シーズンプレビュー】
「ひとり勝ちは許さない」ライバルたちに見た逆襲への光明【GT500シーズンプレビュー】
AUTOSPORT web
SRO、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ最終戦の日程を変更。ジェッダでの初開催を予定
SRO、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ最終戦の日程を変更。ジェッダでの初開催を予定
AUTOSPORT web
【インディカー開幕3戦レビュー】実力伯仲の2024年。ガナッシとペンスキーに挑む急成長のアンドレッティ
【インディカー開幕3戦レビュー】実力伯仲の2024年。ガナッシとペンスキーに挑む急成長のアンドレッティ
AUTOSPORT web
史上初の3時間レース。スーパーGT第2戦富士のGT500ウイナー&PPを編集担当スタッフがガチ予想
史上初の3時間レース。スーパーGT第2戦富士のGT500ウイナー&PPを編集担当スタッフがガチ予想
AUTOSPORT web
バースレーシングプロジェクト、サンライズブルバードとともにニュルブルクリンク24時間挑戦へ
バースレーシングプロジェクト、サンライズブルバードとともにニュルブルクリンク24時間挑戦へ
AUTOSPORT web
ニューウェイ争奪戦を繰り広げるフェラーリF1とアストンマーティン。それぞれのオファーとその魅力を分析
ニューウェイ争奪戦を繰り広げるフェラーリF1とアストンマーティン。それぞれのオファーとその魅力を分析
AUTOSPORT web
【GT500技術レビュー/ホンダ編】シビックだから採用できた“非対称”なチャレンジ精神
【GT500技術レビュー/ホンダ編】シビックだから採用できた“非対称”なチャレンジ精神
AUTOSPORT web
フェラーリF1、マイアミGP限定リバリーを発表。レッドを基調としつつ、2種類のブルーがアクセントに
フェラーリF1、マイアミGP限定リバリーを発表。レッドを基調としつつ、2種類のブルーがアクセントに
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村