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【富士最高速チェック:GT300】単独トップのapr LC500h GTにFIA-GT3勢が続く/スーパーGT分析

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【富士最高速チェック:GT300】単独トップのapr LC500h GTにFIA-GT3勢が続く/スーパーGT分析

 3月23~24日に静岡県の富士スピードウェイで開催された2024スーパーGT富士公式テスト。ここでは同サーキットが舞台となる5月3~4日の第2戦『FUJI GT 3 Hours RACE』を前に、全長1475mという世界有数のホームストレートを持つ富士スピードウェイでのテスト中に記録されたGT300クラス車両の最高速をチェックしたい。

 なお、今回の最高速チェックは、4月13~14日に行われた第1戦岡山の最高速データを得ることができなかったため、各メーカーがホモロゲーション(車両認証)を得る前の3月23~24日に行われた富士公式テストのデータを参照する。そのため、シーズン開幕後の勢力図とは一致しない内容があることはご了承願いたく、あくまで第2戦への参考数値と捉えていただければ幸いだ。

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 今回各マシンのトップスピードを参照するのは、富士公式テストで唯一ドライ走行が行われたセッション3のデータ。GT300でもっとも速い275.510km/hのトップスピードを記録したのは、aprのGTA-GT300規定車両のapr LC500h GTとなった。

 単独トップのapr LC500h GTに続いたのは、同じレクサスブランドのFIA-GT3マシンを使用するK-tunes RC F GT3で、274.809km/hの単独2位の最高速をマークしている。

 3位には274.112km/hでStudie BMW M4が続き、同率4位には273.418km/hでグッドスマイル 初音ミク AMGとJLOC Lamborghini GT3がつけ、2位から11位までをFIA-GT3車両が独占する結果になった。

 GTA-GT300規定車両では、muta Racing GR86 GTが271.357km/hを記録して7位に入っているものの、全体的に中団から下位につけているため、やはり最高速という面ではFIA-GT3規定車両が優位であることを感じる。

 もちろん、このデータはシーズン開幕前公式テストのものであり、各車の参加条件が異なる第2戦の勢力図と一概に比べることはできない。しかし、世界でも屈指のホームストレート長を持つ富士スピードウェイでの一戦を占う際の参考のひとつとしていただければ幸いだ。

■2024スーパーGT富士公式テスト 3月24日セッション3
GT300クラストップスピード一覧(編集部計)
Pos.No.CarMachineTopSpeed(km/h)131apr LC500h GTレクサスLC500h275.510296K-tunes RC F GT3レクサスRC F GT3274.80937Studie BMW M4BMW M4 GT3274.11244グッドスマイル 初音ミク AMGメルセデスAMG GT3273.418488JLOC Lamborghini GT3ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2273.41859PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMGメルセデスAMG GT3272.727550ANEST IWATA Racing RC F GT3レクサスRC F GT3272.727562HELM MOTORSPORTS GT-RニッサンGT-RニスモGT3272.727565LEON PYRAMID AMGメルセデスAMG GT3272.727645PONOS FERRARI 296フェラーリ296 GT3272.040656リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-RニッサンGT-RニスモGT3272.04072muta Racing GR86 GTトヨタGR86271.3577777D’station Vantage GT3アストンマーティンAMRバンテージGT3エボ271.357887METALIVE S Lamborghini GT3ランボルギーニ・ウラカンGT3 2019270.67796UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIフェラーリ296 GT3270.000920シェイドレーシング GR86 GTトヨタGR86270.000925HOPPY Schatz GR Supra GTトヨタGRスープラ270.000930apr GR86 GTトヨタGR86270.00010360RUNUP RIVAUX GT-RニッサンGT-RニスモGT3269.3271122アールキューズ AMG GT3メルセデスAMG GT3268.6571218UPGARAGE NSX GT3ホンダNSX GT3267.9901248脱毛ケーズフロンティアGO&FUN猫猫GT-RニッサンGT-RニスモGT3267.9901252Green Brave GR Supra GTトヨタGRスープラ267.9901361SUBARU BRZ R&D SPORTスバルBRZ266.6671460Syntium LMcorsa GR Supra GTトヨタGRスープラ266.010155マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号トヨタ86 MC257.757
※同率はカーナンバー順

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みんなのコメント

1件
  • まさ
    リヤウイングの角度は可変式だと思うから、その角度を変えたら最高速も変わるよね。
    各サーキットでリヤウイングの角度を変えて、リヤウイングを寝かせれば最高速を伸ばせるし、ウイングの角度を立ち気味にすれば、ダウンフォース優先となって、コーナーが速いマシンに仕立てる事もできると思う。
    なので、最高速に特化したマシン特性にした時の最高速なのか、コーナーがより速い、ダウンフォースが大きい、コーナリングマシン特性にしてるのかによって、最高速はその都度変わると思う。
    タイヤのグリップレベルの良し悪しによっても、タイヤメーカーの違いによっても、最高速は微妙に変わると思う。
    当然、グリップの少ないタイヤでは最高速は落ちる。
    車両ごとにマシン特性が違うし、チームごとにマシン特性を微妙に変えてるかも知れないから、このチームはこんなマシン特性で、このサーキットにはこんな作戦を取ってるのかと考えながらレースを見るのも楽しいね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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