現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 新型アルファード/ヴェルファイア大研究~グレード選び&装備比較一覧~

ここから本文です

新型アルファード/ヴェルファイア大研究~グレード選び&装備比較一覧~

掲載 73
新型アルファード/ヴェルファイア大研究~グレード選び&装備比較一覧~

車種別・最新情報 [2023.08.14 UP]


新型アルファード/ヴェルファイア大研究~グレード選び&装備比較一覧~
ミニバン界のビッグネーム「アルファード&ヴェルファイア」が待望のフルモデルチェンジ。従来以上にプレミアムキャラを追求した新型は、これまでの高級車のあり方を変えていきそうな見逃せない一台だ。アルファードとヴェルファイアのグレード体系が異なるため、選択には注意が必要だ。

新型アルファード/ヴェルファイア大研究~メカニズム&ボディ~

●文:川島 茂夫 ●写真:奥隅 圭之


【新型アルファード/ヴェルファイア】グレード選び
キャラの違いが明確
ヴェルはスポーティ志向
 アルファードとヴェルファイアが姉妹車の関係にあるのは従来型と同じだが、新型は同じような仕様(グレード)を用意しないことで、直接競合しないようなキャラ付けをしている。
 実際に両モデルのグレードは、ハイブリッド車系が2グレード、ガソリン車系が1グレードの合計3グレードから選べるが、同等レベルのグレード同士を比べると、パワートレーンもしくは装備内容が重複しない設定になっている。
 ガソリン車を例に挙げると、Z系同士で価格を比べると、ヴェルファイアが115万円高になる。
 パワーユニットの違い(NAとターボ)もあるだろうが、それ以上に大きな影響を受けているのが、装備設定と内装仕立てだ
 アルファードのZではOP設定になっているFCTA/LCA、チームメイトが、ヴェルファイアのZプレミアは標準装備。さらにカラーHUDや左右独立ムーンルーフなども標準装備となる。新型の目玉となる2列目シートも機能面に違いはないが、アルファードではエクゼクティブラウンジに限定されるナッパレザーシート表皮が、ヴェルファイアは全グレード標準となる。この装備設定により、ヴェルファイアのZプレミアは、実質的にアルファードのZとアルファードのエクゼクティブラウンジの間に収まるグレードになっている。
 アルファードとヴェルファイアの大まかな選び分けは「快適性」と「スポーティ」のどちらを優先するかがポイント。シート表皮を除けば、両グレードの装備差の大半はOPで埋められるので、新型のセールスポイントのひとつといえる「走りの質」をどこまで求めるかが決め手だ。パワートレーンの違いはもちろん、タイヤ設定の違い(ヴェルファイアの方が大径タイプ)も、走行性能に影響するのは確実だ。


新型アルファード Z
価格
540万円(ガソリンNA・2WD)
559万8000円(ガソリンNA・4WD)
620万円(ハイブリッド・2WD)
642万円(ハイブリッド・4WD)

最も価格が安いグレードだが実態は中級グレード
 新型は従来型で設定されていた2列目ベンチシートの8名乗り車を現状ではラインナップしていないため、アルファードのZがベーシックモデルになるが、実態としては中級グレードと見るのが正しい。運転支援機能も充実し、車載ITのディスプレイオーディオプラスも標準装着。キャプテンシートもオットマン機能も備えた電動タイプだ。その他の装備も上級装備が抜かりなく装着されている。


新型ヴェルファイア Zプレミア
価格
655万円(ガソリンターボ・2WD)
674万8000円(ガソリンターボ・4WD)
690万円(ハイブリッド・2WD)
712万円(ハイブリッド・4WD)

ターボ搭載のほか、機能も加飾も上級設定
 パワートレーンがNAからターボに変更されたほかにも、アルファードZではOPだった装備が標準装備になっている。2列目シートがエグゼクティブパワーシートなのは同じだが、シート表皮の素材がプレミアムナッパ本革になっていることも特徴。アルファードと比べると、ターボ搭載で動力性能の強化が図られるほか、装備機能の面でも上級設定となっている。


新型アルファード/ヴェルファイア エクゼクティブラウンジ
価格
850万円(アルファード/ハイブリッド・2WD)
872万円(アルファード/ハイブリッド・E-Four)
870万円(ヴェルファイア/ハイブリッド・2WD)
892万円(ヴェルファイア/ハイブリッド・E-Four)

ショーファードリブンを名乗るにふさわしい最上級の豪華仕様
 アルファードとヴェルファイアに設定されている最上級グレード。2列目のキャプテンシートは高機能型のエグゼクティブラウンジシートとなり、オーディオも上級システムにアップデート。Z系に比べると、ショーファードリブンとしての性格が強まっている。ちなみにアルファードとヴェルファイアの価格差は20万円になるが、主にタイヤ&ホイールなどの違いによるもの。


アルファード G(ウェルキャブ サイドリフトアップチルトシート装着車)
価格
472万円(ガソリンNA・2WD)
490万円(ガソリンNA・4WD)
544万8000円(ハイブリッド・2WD)
564万8000円(ハイブリッド・E-Four)

アルファードにはウェルキャブ仕様も設定
アルファードには、2列目シートが電動でスライドダウンするチルトシートのウェルキャブ仕様車も設定。グレード設定としては「G」となるため、Zと比べると内装加飾は控えめで、ディスプレイオーディオも9.8インチディスプレイに変更されている。


■新型アルファード/ヴェルファイア 主要諸元&装備比較&ボディカラー

【ひとまずの結論】まさに正常進化のお手本。アルとヴェルの差別化も好印象
 本稿執筆時点では試乗前になるが、アル&ヴェルの基本コンセプトは従来型と変わっていない。すべての乗員がより快適に移動できるプレミアムモデルへアップデートしたというのが正直な印象。その流れがより鮮明なのがアルファードだ。
 その一方で、ヴェルファイアはVIPカー志向に傾倒しすぎないように、オーナードライバーが求める走り志向も強化して、両モデルのバランスを取っている。良く分かるのが2.4ℓターボの導入で、この新たな付加価値のおかげで、よりアルファードとの違いが鮮明になっている。
 従来型で好評だった中間グレード以下を切り捨てた車種展開は残念だが、より「最上級」を名乗るにふさわしいモデルになったのは間違いない。それでいてどこから見ても新型と思わせることができていることも凄いところで、キープコンセプトだから安心して乗り換えられる。上級ミニバンを求めるニーズもしっかりと捉えているから、買い替えの甲斐もある。ヒットが確約されたフルモデルチェンジになるのは確実だ。

こんな記事も読まれています

オジエが白熱首位争いでリード拡大。勝田はマシントラブルでデイリタイアに/WRCイタリアデイ2
オジエが白熱首位争いでリード拡大。勝田はマシントラブルでデイリタイアに/WRCイタリアデイ2
AUTOSPORT web
スズキが軽SUV「ハスラー」の「クーペ仕様」を提案! 悪路も走れる「スポーツカー」に変身! 斬新モデル「ハスラークーペ」登場に期待大
スズキが軽SUV「ハスラー」の「クーペ仕様」を提案! 悪路も走れる「スポーツカー」に変身! 斬新モデル「ハスラークーペ」登場に期待大
くるまのニュース
【クルマ持っとく? いらない?】シェアカーとマイカー、どちらがおトクなのか? 見極めポイントはココ!
【クルマ持っとく? いらない?】シェアカーとマイカー、どちらがおトクなのか? 見極めポイントはココ!
月刊自家用車WEB
「ピーポー」「ウーウー」「カンカンカン」違いを知らないとヤバい。消防車・救急車・パトカーなどサイレンの使い分け。
「ピーポー」「ウーウー」「カンカンカン」違いを知らないとヤバい。消防車・救急車・パトカーなどサイレンの使い分け。
月刊自家用車WEB
4年で108人死亡 岡山県「人食い用水路」はなぜ誕生したのか? 危険性は近年緩和も、そもそも存在するワケとは
4年で108人死亡 岡山県「人食い用水路」はなぜ誕生したのか? 危険性は近年緩和も、そもそも存在するワケとは
Merkmal
R32GT-Rのいい教科書になった! GT-Rを名乗れなかった儚き[スカイラインGTS-R] 中古車価格はGT-Rより半額以下の800万円!
R32GT-Rのいい教科書になった! GT-Rを名乗れなかった儚き[スカイラインGTS-R] 中古車価格はGT-Rより半額以下の800万円!
ベストカーWeb
ホンダ「クロスカブ110」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
ホンダ「クロスカブ110」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
人気の軽にポップアップルーフをプラス! 車中泊にバッチリ対応したホンダ N-BOXがベースの軽キャンパー
人気の軽にポップアップルーフをプラス! 車中泊にバッチリ対応したホンダ N-BOXがベースの軽キャンパー
月刊自家用車WEB
大型免許必要サイズの巨大ボディ!! テスラ[サイバートラック]は超快適車だった!? 日本での発売はあるのか
大型免許必要サイズの巨大ボディ!! テスラ[サイバートラック]は超快適車だった!? 日本での発売はあるのか
ベストカーWeb
キャンパーたちのアウトドア系愛車スナップ #14 【日産 グロリア】
キャンパーたちのアウトドア系愛車スナップ #14 【日産 グロリア】
グーネット
小山美姫が初予選で感じたスーパーGTの難しさ「タイヤのおいしいところを使えなかった」
小山美姫が初予選で感じたスーパーGTの難しさ「タイヤのおいしいところを使えなかった」
AUTOSPORT web
明暗別れたホンダ・シビック陣営の予選。ホームの鈴鹿がアゲインストの難コースに!? /第3戦予選
明暗別れたホンダ・シビック陣営の予選。ホームの鈴鹿がアゲインストの難コースに!? /第3戦予選
AUTOSPORT web
予選Q2のユーズドで驚異的な速さを見せたENEOS福住仁嶺、MOTUL千代勝正。決勝は天候が鍵に/第3戦予選
予選Q2のユーズドで驚異的な速さを見せたENEOS福住仁嶺、MOTUL千代勝正。決勝は天候が鍵に/第3戦予選
AUTOSPORT web
くるまりこちゃん OnLine 「桜シーズン! 」第99回
くるまりこちゃん OnLine 「桜シーズン! 」第99回
ベストカーWeb
本場ドイツのエンジン技術を磨け! 整備士不足時代に「体験」で学ぶ
本場ドイツのエンジン技術を磨け! 整備士不足時代に「体験」で学ぶ
ベストカーWeb
驚速D’station Vantage GT3、初ポールの秘訣はタイヤ、新型の能力、チームの対応力にあり
驚速D’station Vantage GT3、初ポールの秘訣はタイヤ、新型の能力、チームの対応力にあり
AUTOSPORT web
バニャイア、母国で今季スプリント初勝利。マルティンが転倒で、M.マルケスが3連続2位/第7戦イタリアGP
バニャイア、母国で今季スプリント初勝利。マルティンが転倒で、M.マルケスが3連続2位/第7戦イタリアGP
AUTOSPORT web
キャンパーたちのアウトドア系愛車スナップ #13 【ルノー カングー】
キャンパーたちのアウトドア系愛車スナップ #13 【ルノー カングー】
グーネット

みんなのコメント

73件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.02199.0万円

中古車を検索
アルファードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.02199.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村