■ラリーも効率よく進化しています
皆さんこんにちは、ラリードライバーの川名です。本日もフランス参戦記をお届けして参ります。参戦記も9回目となりましたが、今回は前回の続き、ラリーLeg2でのお話をしていきます。
Leg1を無事に走り切り、残すところは半分。今日もパルクフェルメからスタートです。
【川名賢のフランスラリー参戦記 08】エントリー台数は200超え! ラリースタートから気が抜けない場面が続出
今回おもしろかったのが、Leg1の終わりのサービスがなかったことです。通常Leg1の終わりには、メカニックがラリーカーをメンテナンスをするサービスという時間が45分ほど設けられていて、Leg2の朝も15分ほどのサービスがあります。ですが、今回のラリーではそれがLeg2の朝の45分サービスだけでした。
このスケジュールなら、メカニックもクルーもすべての人間がLeg1の夜に早くサービスを撤収できるのでとても効率がいいのです。もちろんメンテナンス時間が減るのでドライバーはマシンを労らなくてはいけませんが、それもまたハードでいいじゃないですか!
このタイミングでサラザンモータースポーツのホスピタリティもご紹介します。パーフェクトなチームホスピタリティをご覧ください!
●今回夜のサービス写真がないので3年前の視察の際の写真
●ミーティングルームや食事で利用するトランスポーター、なんと自動ドアつき!
●シェフがいて料理をしてくれます。味は最高においしかった
素晴らしいホスピタリティのお陰で、Leg2もやる気満々でスタートできました!
■ペースアップして攻めてみた
Leg2のステージは、Leg1で走ったステージのリピートとなります。一度走っているSSなので、前半の3本から攻めていき徐々にペースアップする作戦をとりました。昨日の反省点と経験を生かしながらSSをこなしていったところ、なんと、これまでのヨーロッパラリー参戦のなかでのステージ最高順位を獲得! SS10では6番手、SS11では7番手をゲットできました! しかも上位陣ともかなり僅差での争いだったので、手ごたえを感じることのできたステージでした。
そして午後、サービスは晴れていますがステージは雨が降るかもしれないという情報で、サービスでタイヤとサスペンションをウエット仕様に変更し挑みました。
●その昔はWRCでも許されていた、タイヤへのハンドカットをして雨に備えます
ヨーロッパでのウエット経験は今回が初となりましたが、これがめちゃくちゃ滑ります。特にハイスピードのダウンヒルからのブレーキングはかなりしびれました。
そしてさまざまなコンディションを経験しながら、総走行距離190kmにも及ぶ全SSを無事に走り切り、感動のフィニッシュポディウムに到着! 結果はクラス9位/総合72位でした。
ラリーを走り切ったこの気持ちは何度味わっても最高!
チーム、ライバル、観客、オフィシャルのすべての人が感想を祝福してくれます。
●カメラマンの山本佳吾さんと!
そして最後はメカニック達と乾杯!!
フランス映画「TAXI」の話で大盛り上がりしました(笑)
さて次回がいよいよ最終回となりますが、最後までぜひご覧ください!
【川名 賢(かわな・すぐる)】
2019年にFIA アジア・パシフィックラリー選手権(APRC)のAPRC3クラスでチャンピオンを獲得した、国際ラリー経験豊かな若手ラリースト。全日本ラリー選手権の王座や、優勝、チャイナ・ラリー選手権での優勝などタイトルは数知れず。ヨーロッパでのラリー参戦は2015年以来となる。プジョーの最新ラリーカーでどこまで欧州勢と戦えるのか、注目だ!
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