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【メルセデス・ベンツ B180 試乗記】ちょうどいいサイズでブランドを感じられるデザインがイイ

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【メルセデス・ベンツ B180 試乗記】ちょうどいいサイズでブランドを感じられるデザインがイイ

メルセデス・ベンツBクラスが2023年2月にマイナーチェンジを受け、試乗してみた。現行のBクラス(W247型)は2019年デビューの3代目で、今回初のマイナーチェンジを受けている。

メルセデス・ベンツ B180(AMGラインパッケージ装着車)Bクラスは広い室内空間と多用途な利便性を備えた、マルチパーパスなコンパクトモデルとして人気がある。今回のマイナーチェンジは主に内外装のデザイン変更と、ナビゲーションシステムをSクラスと同等レベルの最新世代にアップデートするなど、装備面での進化が中心に行なわれている。

【メルセデス・ベンツ A200d試乗記】より精悍になった顔つきでクラス以上の存在感に

搭載しているエンジン、ラインアップはB180がガソリンエンジンを搭載。1.33Lターボの4気筒M282型はルノー、日産と共同開発したエンジンで、デルタ・ヘッドと呼ばれるシリンダーヘッド形状をしているのが特徴だ。

これは三角柱を横に寝かしたような形で、全高は高くなるものの、幅や重さがコンパクトになり、軽量化と搭載スペースに優れたメリットがある。そのためエンジン房をコンパクトにでき、キャビンスペースに活かせる魅力がある。出力は100kW(136ps)/200Nmに7速DCTを組み合わせている。今回試乗したのはこちらのガソリンモデルになる。

ボディカラーはイリジウムシルバー(メタリック)そしてB200dがラインアップ。こちらはディーゼルエンジン搭載モデルで4気筒のOM654q型で、8速DCTを組み合わせている。モデルラインアップはこの2タイプとシンプルなラインアップだ。

試乗車はB180でAMGラインパッケージを装備したモデル。ボディサイズは全長4430mm、全幅1795mm、全高1550mm、ホイールベース2730mmのCセグメントサイズ。多くの立体駐車場に入るサイズもありがたい。WLTC燃費は14.9km/Lとなっている。

エクステリアでは、このAMGラインだとフロントグリル内に、小さなスリーポインテッドスターが無数に散りばめられた「スターパターンフロントグリル」になっている。通常モデルはブラック仕上げなので、ひと目でその違いがわかる。そしてフロントグリルの中央には大きなスリーポインテッドスターがあり、メルセデスであることが分かりやすく、所有欲を刺激する。

装着タイヤ&ホイールも標準仕様は17インチ、AMGラインには18インチのそれぞれ5ツインスポークデザインのホイールを装着しており、見た目もカッコいい。MPVの要素があるモデルだけに期待以上のスタイルの良さだと思う。こうしたマルチパーパスな、どちらかといえばファミリーユース色の濃いモデルでもメルセデス・ブランドをはっきりと主張できており、見た目の良さは所有欲を刺激する。

18インチ AMG5ツインスポークアルミホイールさて、インテリアではMBUXが最新の対話型インフォテイメントシステムを採用している。音声入力で、例えば目的地入力、電話通話、音楽選択、気象情報、エアコンの操作などができ、またクラス初となるARナビゲーションを搭載した。

これは10.25インチのメディアディスプレイに表示されるマップ上に、車載カメラで捉えた前方の映像が映し出され、曲がる方向をブルーの矢印で表示するAR(拡張現実)技術だ。瞬時に曲がる方向が判断しやくなるというわけだ。

また学習型AIを搭載しているため、毎日同じ時間に行なう行動があるとすれば、その時間が近づくとナビからそのルーティンを提案してくるという機能も搭載した。

MBUX(Mercedes Benz User Experience)は最新の対話型インフォテイメントシステムを採用こちらは短時間の試乗だったため、体験まではしなかったが、ARナビ案内は分かりやすくありがたい。またメディアディスプレイはゼロレイヤーコンセプトを導入したため、使用頻度の高い装備のスイッチがトップ画面に常駐していることも便利に感じる。近年タッチ式が増えたため、階層格納されているケースがほとんどで、走行中に操作するには少し不便に感じている人も多いと思う。そうした利便性は改善されている。

そのためセンターコンソールにあったタッチパッドは廃止され、その代わりステアリングホイールやメディアディスプレイで操作できるように改善されている。センターコンソールにはシフトレバーもなく、非常にすっきりとした印象で、広いキャビンであることの印象を後押ししているコックピット周りになった。

他にも走行状況に応じてヘッドライトがハイビーム、ロービームを自動で切り替える「アダプティブハイビームアシスト」を装備したり、運転支援装備も最新バージョンにアップデートされている。

これらの最新装備を備えたマルチユーティリティなコンパクトモデルは、乗り心地や静粛性も申し分なく、またAMGラインパッケージを装備することで、よりメルセデスのブランドを強調できていると感じるモデルだった。

【関連記事】マイチェンした「Bクラス」内外装のデザインを刷新:https://autoprove.net/imported-car/mercedes-benz/b-class/217206/

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みんなのコメント

16件
  • デザインも洗練されていて扱いやすそうで日本ではちょうどいいサイズ。
    しかしこのクラスで乗り出し600万はあまりにも高額すぎる。
  • カローラ以下の中身とデザインで600万???
    そりゃ欧州信者は喜ぶわw
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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