現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「出遅れ」「巻き返し」「反転攻勢」EVめぐる話題が目白押し【新聞ウオッチ】

ここから本文です

「出遅れ」「巻き返し」「反転攻勢」EVめぐる話題が目白押し【新聞ウオッチ】

掲載 31
「出遅れ」「巻き返し」「反転攻勢」EVめぐる話題が目白押し【新聞ウオッチ】

「EV失速、テスラ4年ぶり減収」などとのニュースが流れて、きのうの小欄でもメディアも大騒ぎして取り上げていたことを伝えたが、それにしても電気自動車(EV)をめぐる話題が尽きないようだ。

まず、ホンダが、EVの完成車工場とEV向け電池工場を新たにカナダのオンタリオ州に建設する検討を始めたと発表。きょうの各紙にも、「ホンダ、カナダにEV工場、28年稼働、電池含め1.7兆円投資」(日経)のほか、「EV強化、賭けるホンダ、日本勢でも出遅れ」(朝日)や「ホンダ、EV巻き返しへ」(読売)などのタイトルで報じている。

マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024

完成車工場は2028年の稼働を目指すそうで、電池工場なども含む総投資額は約150億カナダドル(約1兆7000億円)を想定。重要市場の北米での巨額投資により生産体制を強化し、出遅れたEV市場で反転攻勢を図る狙いもあるという。

読売によると、ホンダの三部敏宏社長が現地で開いた記者会見で「EVを作るのに必要なものがそろっている。大規模な電動化の議論ができることをうれしく思う」と発言。同席したカナダのトルドー首相も「カナダの自動車史上で最大の投資だ。ホンダはカナダの自動車の歴史を作っている」と歓迎したとも伝えている。

一方、世界最大の自動車市場の中国では、北京モーターショーが開幕。国内外の多くの自動車メーカーが参加し、新型EVのお披露を中心に新モデルが世界初公開されたという。

各紙の見出しも「新エネルギー車ズラリ」(読売)や「EV値下げ合戦、新型で挑む日本勢」(朝日)、「EV市場中国勢が席巻、低価格、新技術アピール」(毎日)、「EV値下げ競争消耗戦、米欧では新たな貿易摩擦の火種」(産経)のほか、「日系メーカー中国ITと提携、EV、PHVで巻き返し図る」(東京)。

そして日経は「中国勢、車IT化でも先行、トヨタ、テンセントと提携、AIなど次世代技術、日本単独対抗厳しく」とのタイトルで、「中国ITは日本や欧米勢が優位の自動車業界の構図を変えている」と報じている。

EV関連の記事をみると「出遅れ」や「巻き返し」「反転攻勢」がキーワードとなっているようだが、こうした中で、独アウディの日本法人が、EV向け急速充電施設「アウディ チャージング ハブ」を東京都内にもオープンすると発表した。

その充電施設は正規販売店「アウディ シティ 紀尾井町」(東京・千代田)の向かいに新設。6月30日まではグループ会員以外のEV車でも無料で2回まで充電できる“太っ腹 “のお試しキャンペーンを展開。自宅充電が難しい都市部のEVユーザーの利便性を高めるなどの課題解決に前向きに取り組むという。

2024年4月26日付

●円安155円後半、為替介入警戒強まる(読売・1面)

●ホンダEV巻き返しへ、カナダに新工場、材料調達から製造一貫で (読売・9面)

●北京モーターショー開幕、EV値下げ合戦、新型で挑む日本勢(朝日・7面)

●トヨタ生産1000万台届かず、過去最高997万台認証不正影響、23年度 (毎日・7面)

●日野自不正響き営業赤字に転落、3月期、81億円 (毎日・7面)

●IHI2工場に立ち入り、燃費データ改ざん国交省、行政処分検討 (東京・6面)

●ホンダと旭化成、電池材の新会社、絶縁材を製造(日経・15面)

●日本車、世界生産5%増、昨年度大手8社、半導体不足が緩和(日経・15面)

●ダイハツ、トヨタ「番頭」を監査役に (日経・15面)

こんな記事も読まれています

ホンダ「脱ガソリン」実現へ、EV苦戦の中国でも人員削減[新聞ウォッチ]
ホンダ「脱ガソリン」実現へ、EV苦戦の中国でも人員削減[新聞ウォッチ]
レスポンス
自動車大手7社の“通信簿” お家芸のHV好調、歴史的な円安と値上げ効果で過去最高[新聞ウォッチ]
自動車大手7社の“通信簿” お家芸のHV好調、歴史的な円安と値上げ効果で過去最高[新聞ウォッチ]
レスポンス
米バイデン政権が中国製EVに現行4倍の関税100%、過剰生産に対抗措置[新聞ウォッチ]
米バイデン政権が中国製EVに現行4倍の関税100%、過剰生産に対抗措置[新聞ウォッチ]
レスポンス
BEVが急速に普及したタイで成長鈍化の予想! それでも中国メーカーが押し寄せるのは日本進出への布石か
BEVが急速に普及したタイで成長鈍化の予想! それでも中国メーカーが押し寄せるのは日本進出への布石か
WEB CARTOP
クルマを巡り米中の殴り合い勃発! 中国[EV]に関税100%アップ表明で始まった[米中自動車戦争]の行く末は!?
クルマを巡り米中の殴り合い勃発! 中国[EV]に関税100%アップ表明で始まった[米中自動車戦争]の行く末は!?
ベストカーWeb
ホンダ三部社長ブレずに「2040年にBEV+FCV100%、2030年に40%(200万台)」を明言 ホントか…? ホントに出来るのか??
ホンダ三部社長ブレずに「2040年にBEV+FCV100%、2030年に40%(200万台)」を明言 ホントか…? ホントに出来るのか??
ベストカーWeb
中国市場はまだまだEV化の流れが止まらなかった! 内燃機関からPHEVを介してEVシフトするシナリオの中身
中国市場はまだまだEV化の流れが止まらなかった! 内燃機関からPHEVを介してEVシフトするシナリオの中身
THE EV TIMES
6/20申込締切 モビリティ業界の新規事業のつくり方~ヤマハ発動機の成功と失敗に学ぶ~
6/20申込締切 モビリティ業界の新規事業のつくり方~ヤマハ発動機の成功と失敗に学ぶ~
レスポンス
EVでは脱炭素の解決にはならない!? いま「EVは踊り場」といわれるワケ
EVでは脱炭素の解決にはならない!? いま「EVは踊り場」といわれるワケ
WEB CARTOP
EV開発で大注目! 結局「全固体電池」は何がスゴいのか
EV開発で大注目! 結局「全固体電池」は何がスゴいのか
Merkmal
ホンダが四輪電動化をアップデート、投資は倍増の10兆円に
ホンダが四輪電動化をアップデート、投資は倍増の10兆円に
レスポンス
航続1000kmの電動SUV発表、中国NIOが新ブランド立ち上げ
航続1000kmの電動SUV発表、中国NIOが新ブランド立ち上げ
レスポンス
BYDはなぜ、新エネルギー車を「ガソリン車並み」の価格にできるのか?
BYDはなぜ、新エネルギー車を「ガソリン車並み」の価格にできるのか?
Merkmal
新型『ラングラー』で若い世代へアピール、ジープの新戦略
新型『ラングラー』で若い世代へアピール、ジープの新戦略
レスポンス
【本田宗一郎DNAは息づいている】 型破りで破天荒なホンダの目標 EV化の裏には現実的な考えが
【本田宗一郎DNAは息づいている】 型破りで破天荒なホンダの目標 EV化の裏には現実的な考えが
AUTOCAR JAPAN
2026年に4車種---スバルがBEVへの「移行戦略」を発表
2026年に4車種---スバルがBEVへの「移行戦略」を発表
レスポンス
中国EV、タイで存在感を発揮。日本車は今後どう立ち向かうべきか……【バンコク国際モーターショー】
中国EV、タイで存在感を発揮。日本車は今後どう立ち向かうべきか……【バンコク国際モーターショー】
くるくら
インド乗⽤⾞市場でEVの出荷量が倍増、全体の2%を占めるまで成長
インド乗⽤⾞市場でEVの出荷量が倍増、全体の2%を占めるまで成長
@DIME

みんなのコメント

31件
  • 尚輝
    まだEV信者の記者が居るんかぁ、、、もうEV一辺倒の時代は終わったんだが、、少し冷静に書いたら?
  • umi********
    現状の技術じゃEVのリピーターなどニッチレベル。中華のように無理にゴリ押しせず、自然に浸透しHVなどと共存する状態になるのがベストだよ。今飛びつくより、もっとこなれてからの方がいい、駄目なEVメーカーは当然消えてるしね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村