2019年からマクラーレン・レーシングでF1に参戦しているランド・ノリスが、自身でデザインしたマクラーレンの『765LTスパイダー』を手に入れた。
マクラーレン『F1 GTR』から続く”ロングテール”の血統を受け継ぐ765LTは、4リッターツインターボV8エンジンを搭載し、その名に冠する通り最高出力765PSを発生。最大トルクは800Nmで0-200km/h加速は7秒となっている。
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生産台数も765台と元々希少なクルマではあるが、ノリスのワンオフモデルは唯一無二。ただ、本人のシャイな性格を反映しているかのように、比較的落ち着いたデザインとなっている。
マクラーレンのビスポークモデルを担当する「マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)」によって作られたノリス仕様の765LTは、地のカーボンファイバーが見えるブルーのグロスティントでエクステリアが彩られており、近くに寄って見るとカーボンファイバーが車両全体に使われていることがよく分かる。
また落ち着いたブルーのエクステリアカラーやブラックのホイールと対象的に、ブレーキキャリパーにノリスがヘルメットデザインやロゴに使用している蛍光色のイエローを使用。F1で使用しているカーナンバー「4」を示す4本のストライプが、随所に入れられている。
頭文字から取った”LN4”のロゴを使用しなかったことについてノリスは、「自分のロゴを至る所に散りばめるのは『僕を見て!』って感じだから、より落ち着いたモノにしたよ」と説明。目立ちすぎないためか、ストライプの配置もアイソケットや、ハイダウンフォースの際にだけチラ見えするアクティブリヤウイング下となっている。
なお、ノリス仕様の765LTは3つのエクステリアパッケージが使用され、フロントスプリッターやディフューザー、ドアミラーがカーボンファイバーとなっており、”ステルスパック”によりリアウイングや4本出しのエキゾーストも落ち着いたブラックでまとめられている。
インテリアはネイビーブルーで彩られ、シートのトリムやステッチなどにはイエロー(ネイピア)がアクセントとして散りばめられた。
シートのヘッドレストにはLN4のロゴがエンボス加工で入れられ、4本のストライプもステアリング下部に配置されている。また、ドアを開けると現れるカーボンファイバー製のシルには、ノリスの出身地でもあるイギリスのユニオンジャックが描かれている。
またフロントフードを開けると、765LTのMSOカスタムに携わった主要メンバーのサインが入れられている。その内のひとつは、マクラーレン・レーシングのザク・ブラウンCEOのモノだ。
18ヵ月待ちで、ついに自分仕様の765LTを手に入れたノリスは、次のようにコメントしている。
「僕はこれまで様々なマクラーレンをドライブする機会に恵まれてきたけど、これは自分でデザインした最初の1台……つまり、僕自身を体現したマシンだ」
「僕はカーボンに目がないから、カーボンは多いほど良い。でも、自分のロゴで埋め尽くしたいとは思わなかったんだ。少し、さりげない感じにしたかった」
「MSOは僕のビジョンを見事に実現してくれた。初めてのカスタムカーをマクラーレンとMSOにデザインしてもらって、自分の想像を超える完璧な1台になったよ」
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