■スバルの軽自動車「シフォン」ってどんなクルマ?
スバルの軽自動車のラインナップ中に「シフォン」という可愛らしい名前のクルマがあるのを知らない方もいるかも知れません。どのようなクルマなのでしょうか、改めて紹介します。
【画像】レクサスぐらいイカツイ! スバル「シフォンカスタム」を画像で見る(72枚)
スバルに詳しい人は、“シフォン”と言うと、1990年代に存在した同社の軽自動車「ヴィヴィオ」に設定されたクラシカルなエクステリアを持つグレード「ビストロ」の3ドアモデル「ヴィヴィオ ビストロ シフォン」を想像する人もいるかも知れません。
しかしヴィヴィオの派生モデルではなく、独立した車名としてのシフォンは、2016年に初めて登場しています。
スバルは2012年に自社開発の軽自動車生産を終了しており、初代シフォンもダイハツ「タント」のOEMモデル。スバル初となる後席左右スライドドア付きの軽スーパーハイトワゴンで、クラストップレベルの室内空間を実現しました。
現行モデルは、2019年にフルモデルチェンジした2代目モデル。2022年10月には、OEM元となるタントの一部改良に合わせ、シフォンも一部改良モデルが発表されています。
上位グレードとなる「シフォンカスタム」では、フロントフェイスを中心にデザインが一新されるほか、スマートフォン連携9インチディスプレイオーディオをスバルの軽自動車として初採用しました。
さらに、リアシートのスライド操作機能やユーティリティフック、上下2段調節式カーゴボードの採用等による機能性も向上させています。
そのエクステリアは、通常モデルの場合、名前のイメージに相応しい可愛らしい印象ですが、シフォンカスタムでは、大型グリルを採用した威圧感ある堂々としたデザインで、強い迫力と高い質感を誇ります。
カラーバリエーションは最大で9色設定されるほか、純正アクセサリーとして多くのメッキ加飾が選択できるなど、さらなる個性も発揮できます。
インテリアは、乗員からルーフやフロントガラスまでのゆとりを多くとった開放感のあるキャビンと、多彩な収納装備により、使いやすさと快適性を追求されています。
加えて、助手席側のBピラー(助手席と左後席の間の柱)を助手席側ドアとスライドドアに内蔵させることで大開口を実現する「ミラクルオープンドア」を採用し、スムーズな乗員の乗り降りや荷物の積み下ろしを可能に。
パワートレインは、最大出力52馬力・最大トルク60Nmを発揮する660cc直列3気筒エンジン(シフォンL、G シフォンカスタムR)もしくは、このエンジンにターボを追加した最大出力64馬力・最大トルク100Nmを発揮する660cc直列3気筒ターボエンジン(シフォンカスタムRSのみ)が設定されます。
安全装備には、衝突被害軽減ブレーキをはじめとする先進安全機能を備えたスマートアシストを搭載。全車速追従機能付アダプティブクルーズコントロールを始め、レーンキープコントロール、車線逸脱抑制制御機能、アダプティブドライビングビームなどが備わり快適で安全なドライブをサポートしてくれます。
消費税込み価格は、シフォンが138万6000円から、シフォンカスタムが180万4000円からです。
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SNSなどでは、「シフォン始めてみたわ」「めったにみない‥」「レア車」など、珍しいクルマな扱いを受けているシフォンですが、OEM元のタントと同様さまざまな魅力を持ち合わせたクルマに仕上がっています。
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