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トヨタ最強「商用バン」が画期的すぎ!? めちゃ使える“カクカク”内装は「もはや住める」レベル! 大人気「プロボックス」が愛される理由とは

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トヨタ最強「商用バン」が画期的すぎ!? めちゃ使える“カクカク”内装は「もはや住める」レベル! 大人気「プロボックス」が愛される理由とは

■「商用バン」をプライベートで使ってみたら「めちゃ便利」だった!?

 狭い山道や市街地でも扱いやすいサイズで、現場や得意先を回るための営業車、社用車としての需要を一手に引き受けてきたトヨタ「プロボックス」ですが、近年はアウトドアレジャーなどを楽しむ個人ユーザーからの支持も集めているといいます。
 
 どのような点が支持されているのか、プロボックスを「実際に使ってみた印象」について、個人ユーザーの目線で紹介します。

【画像】めちゃカッコいい! トヨタ「最強バン」を画像で見る(30枚以上)

 2002年に発売されたプロボックスは、いわゆる“ライトバン”と呼ばれる商用をメインに想定したモデルでした。

 現場に運び込む荷物をできる限り多く積み込むため、高い積載能力を持つのはもちろん、実はレストランやコンビニもないような場所でも乗員が休息を取れるよう、シートアレンジやインパネまわりの使い勝手も最強だとの呼び声が高いモデルでもありました。

 そして2014年、ほぼフルモデルチェンジともいえるほどの大幅改良が施された現行モデルでは、2018年にハイブリッドモデルが登場し、燃費性能が大きくアップしただけでなく、走りの上質感や静かさ、乗り心地の良さまでが進化。

 最近ではアウトドアブームの高まりと共に、そうしたプロユースに魅力を感じた人たちから、自家用車としてのご指名も増えているといいます。

 そこで今回は、プロボックスをプライベートで使ってみたらどのくらい「便利」なのか、試乗記ではなく“使用記”をお届けしようと思います。

 まずは運転席に座ってみると、自分を中心にぐるりと必要なモノに囲まれているような感覚に包まれました。

 これって「何かに似ているような……」と考えて思い出したのは、かつて筆者(まるも亜希子)がクルマ雑誌の編集部に入社したときに与えられた、自分専用のデスクについた感覚です。

 目の前にカレンダーや予定表があり、ワープロ(今ならデスクトップPCやノートPCでしょうか)が置かれていて、その横にはペン立てやメモ帳、電話機が並び、手を伸ばせばサイドワゴンの引き出しに資料などが入っているという環境。それが同じような感覚で、プロボックスの運転席にまわりに配置されているのです。

 そしてハンドルの奥には、潔く単眼の大きなメーター。

 右にはオーソドックスなボックスタイプのカップホルダーがあり、手が届きやすくて安定感もあります。

 500mLのペットボトルを置いてみても、高さがインパネ上辺を超えないので、視界を邪魔することもありません。飲み物を置かない時には、キーや小銭など細々したモノを入れるのにもピッタリです。

 そのまま下に手を伸ばせば、取材先で渡されるプレゼン資料やA4サイズのカタログもすっぽり入る、大きなドアポケット。

 助手席側のドアポケットにはボトルホルダーも備わっています。

 実はプロボックスにはカップホルダーがたくさんあって、運転席と助手席の間にあるセンターコンソールトレイにも折りたたみ式のカップホルダーが備わります。ここは女性用の大きめのバッグでもすっぽりと置けるスペースなので、ちょっとドリンクを置くには低いと感じるのですが、マイボトルなど重い容器を置いても安定感がありそう。

 さらに、センターパネルに備わるのがドリンクホルダーにもなる多機能トレイで、フタを開閉することで小物入れになったり、ペットボトルやカップホルダーになったり、コンビニでも売っている1リッターの大きくて安い紙パック飲料を置くこともできる優れモノ。

 コスパのいい紙パック飲料は魅力的ですが、普通のクルマだと置き場所に困るのが難点。でもプロボックスなら、安定感抜群で置くことができます。

■「車内でお弁当を食べる」ことを真剣に考えた親切設計が画期的

 そしてもうひとつ、コロナ禍以前よりも美味しいテイクアウト店が増えたので、最近はテイクアウトして車内でランチやスイーツを食べることも多くなったのですが、そんな時に困るのがテーブルがわりになる平らな場所がないこと。

 ツルッとして傾斜のついたデザインが多くて、ちょっと食べかけのお弁当を置いておきたいと思っても、なかなか難しいものなのです。

 でもプロボックスなら、「車内で食事をすることはマストで想定してます」と言わんばかりのインパネテーブルを装備。

 A4サイズのノートPCやタブレットを置くのにもぴったりのサイズのテーブルで、最大重量10kgまでなのでけっこうシッカリとした安定感があります。

 本当に10kgまでのモノを置くことはできませんでしたが、普段私が持ち歩いているバッグは4kgくらいあり、置いてみたところまったくビクともしませんでした。

 これなら、もうお弁当を膝の上に置いて食べなくていいんですね。マクドナルドのハンバーガーとポテトを交互に食べることも、ナゲットのソースを開けて置いておいても安心。これは画期的です。

 また海や山へ行った時などに、車内でちょっと日焼け止めを塗ったり、赤ちゃんに離乳食をあげたりする時にも、平らなテーブルがあるというのはとても便利だと感じました。

 センターパネル横に買い物フックがあるので、車内で飲み食いした時に出るゴミもここにポイっとできる袋をかけておけます。

 そのほか、運転席から見て左側にはスマホやメモ帳、お札ケースなど置きたいモノに合わせて幅の調整ができる、マルチホルダーも最初から装備されています。

 USBで充電しながらスマホを置いておけるので、ルートマップなどをスマホで代用する時もバッテリー消費を気にせず使えます。

 また、キーロック付きのBOXもあるので、人目に触れたくない小物をここに入れておくこともできて安心です。

 とにかくプロボックスの運転席まわりは、「こんなに入れるモノがあるのかな?」と思うくらい、あちこちに収納スペースが備わっていました。

■仕事だけなんてモッタイナイ! 実用性の高さはSUV以上!

 さて、続いてはシートアレンジと荷室をチェック。

 まず感動するのは、運転席のリクライニングが76度も倒せること。前後スライド量も240mmと大きいので、後ろに下げて背もたれを倒せば、足も腰もラクな姿勢で休憩することができます。

 これなら高速のパーキングエリアでも爆睡できる自信があるほど。

 そしてリアシートは、見るからに簡素なつくりです。座面も背もたれも薄く、ここに長時間座り続けるドライブはちょっと厳しそうですが、それはもちろん荷室を完全にフラットにするため。

 座面だけを引っ張り上げると前に格納でき、背もたれを倒せば低くフラットなフロアの完成です。操作は簡単だし、軽い力でできました。

 フラットにすると、通常の5名乗車時には奥行きが1040mmのところ、一気に1810mmまで広くなります。

 大人でも余裕で寝転がれるので、車中泊にも大活躍するはず。

 荷室高は935mmで、さすがにホンダの軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」の1200mm超えにはかなわないものの、コンパクトSUV「カローラクロス」が957mmなので、開口部からフラットなフロアで935mmの高さが確保できるというのは、背の高い荷物もスムーズに積みやすいと思います。

 今回はダンボール箱を積んでみましたが、最初からフロアをスーッと滑らせて奥まで積め、極力出っ張りをなくした四角い空間と相まって、とてもラクでした。テントやテーブル、ベビーカーなども余裕でしょう。

 これだけの奥行きがあるので、釣りやスノーボードなどアクティブな趣味にも頼もしい相棒となりそうです。

 ということでプロボックス、プライベートで使ったらあれもこれも積めて、好きな時に食べて飲んで休憩できる、もはや住めそうなくらい便利なクルマだと実感しました。

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