PPV、SSVの2パッケージ
アメリカン・フルサイズSUVのシボレー・タホが、フル・モデルチェンジを受けて今年後半に北米で発売される。
それに合わせて、警察車両の定番でもあるタホのポリスカーが刷新された。
次世代型のタホをベースにした警察車両は2種類のパッケージが用意される。
ポリス・パーシュート・ビークル(PPV)
スペシャル・サービス・ビークル(SSV)
PPVは、高速走行・動力性能に快適性も加えたパトロール車両という位置づけ。一方のSSVは、オフロードやけん引にも対応し、高速走行を前提としない仕様だ。
パワートレインは、いずれも5.3L V8ユニットと10速オートマティックという組み合わせである。
冷却系、足まわりに専用チューン
PPVの方は、マッスルカーという呼び名がふさわしい「カマロZL1」のLT4型エンジンから高性能ヘッドカバーを流用し、過酷な警察業務にあたる。クランクケースの冷却性能に貢献するという。
また、エンジンやトランスミッションの油脂類は、専用の大型クーリングシステムによって適切な油温を保つ。
足まわりは専用チューニングのダンパー/スプリング/スタビライザーによってロールを低減。市販モデルよりも車高をさげて、走行安定性を高めている。
さらに、ブリヂストンと共同開発したファイアストン・ブランドの捜索車両用オールシーズン・タイヤは、シボレーの手によりサーキットで試験を重ねたもの。
ブレンボ製キャリパーと16インチ・ローターによる高い制動力も手伝い、2020年モデルと比べてドライ路面で100-0km/h減速を、約3.4mも短い距離で停止することができる。
SSVの方には、マックス・トレーラリング・パッケージを用意し、最大牽引重量は3.7tまで対応。さらに、トレーラー・ブレーキ・コントロールなどを装備する。
アメリカで警察車両として活躍していくシボレー・タホは、PPVパッケージに2WDと4WDを用意。SSVパッケージは4WDのみの生産となる。
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みんなのコメント
日本のパトカーもゴツくてカッコいい車両を増やして欲しいな。