■三菱車初の「Googleビルトイン」も新搭載!
三菱の欧州法人は2024年4月23日、コンパクトSUV「ASX」のマイナーチェンジモデルを発表しました。
同社の共通フロントフェイスイメージ「ダイナミックシールド」を取り入れた最新デザインに変更されたほか、初のGoogle(グーグル)ビルトイン採用により、アプリやサービスを搭載します。
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2010年に登場したASXは、同社の主力車種として北米、欧州、豪州、中国など約90か国で販売している世界戦略車で、日本では2010年より「RVR」という名称で売られています。
2022年9月、欧州市場向けにフルモデルチェンジした2代目ASXは、ルノー・日産・三菱自動車アライアンスによる「CMF-Bプラットフォーム」を採用し、ルノーのコンパクトSUV「キャプチャー」をベースに、OEM供給を受ける形で登場しました。
生産はスペインのルノー・バリャドリード工場でおこなわれます。
今回マイナーチェンジした新型ASXでは、ブランドのデザインDNAの核となる最新のフロントフェイスデザイン「ダイナミックシールド」を採用するとともに、SUVとしての特徴を強化し、より堅牢でダイナミックなエクステリアとしました。
また新型ASXには、同社初のGoogleビルトインを採用し、音声認識機能が使用できるGoogleアシスタントや、GoogleマップなどGoogleアプリやサービスが利用できるようになりました。
またMy 三菱モータースアプリが搭載されており、ユーザーは携帯電話の通信を通じてリアルタイム診断、遠隔操作、車両ファインダー機能などにアクセス可能。リモートOTA(Over The Air)によるソフトウェア アップデートや、緊急サービスシステム「eCall」ボタンも採用されます。
新型ではインフォテイメントシステムに10.4インチの縦長大型ディスプレイを新採用するほか、「プレミアム ハーマンカードン サウンドシステム」を搭載します。
新型ASXのパワートレインは、1リッター直列3気筒ガソリンターボ(6速MT)、12Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドが備わる1.3リッター直列3気筒直噴ガソリンターボ(6速MT/7速DCT)、そして1.6リッターと2モーターを用いたフルハイブリッドの3タイプが設定されます。
このほか先進運転支援機能「MI-PILOT」なども備え、高い安全性や利便性を確保します。
※ ※ ※
三菱欧州法人のフランク・クロール社長 兼 最高経営責任者(CEO)は、新型ASXについて次のように話します。
「新型ASXの競争力は、ブランドのエクステリアデザインのより深い統合と、デジタル化とコネクティビティの世界における大きな前進によって大幅に強化されました」
新型ASXは、2024年5月よりスペインのルノー工場で生産を開始し、欧州市場で順次発売される予定です。
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