GT3レースをはじめ、さまざまなモータースポーツ活動を展開しているブーツェン・ジニオン・レーシングが、10月22~25日にベルギーのスパ・フランコルシャンで開催されるインターコンチネンタルGTチャレンジのトタル・スパ24時間に、アメリカ人アーティストのピーター・ハーレイが制作したカラーリングをBMW M6 GT3に施した“アートカー”を走らせることになった。
今回スパ24時間でブーツェン・ジニオン・レーシングが走らせるマシンのカラーリングは、BMWアートカーのコンセプトに敬意を表したものになる。BMWアートカーは、1975年にフランス人ドライバーのエルベ・プーランと、アメリカ人のアレクサンダー・カルダーのコラボレーションで生まれ、その後もロイ・リキテンスタインやアンディ・ウォーホルなど、著名芸術家が手がけてきた。
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今回、ギャラリストのアラン・ノワロムからの提案により、ブーツェン・ジニオン・レーシングはアートカーを手がけることになったが、デザインは1980年代の新概念主義の中心人物であったピーター・ハーレイが施す。
「ハーレイに『レーシングカーのデザインに興味があるか』と聞いたところ、彼はBMWアートカーをすべて知っていたんだ。彼は1976年にアートカーを作ったフランク・ステラの友人だったんだ」とアラン・ノワロム。
「ブーツェン・ジニオン・レーシングも計画に全力で取り組んでおり、ピーターもまた。深く関わり、大きな時間を要したが、彼の大きな才能のおかげで、スパ24時間がすごく楽しみになったよ」
またハーレイは「かつてのギャラリーオーナーだったノワロムが提案してくれたとき、受け入れるまでに考える時間は必要なかった。このプロジェクトは仕事のやり方を再考するように促してくれたし、新たな挑戦を表している」とコメントした。
カラーリングはスパ24時間の公式テストの日に公開されることになる。なお、これまでの歴代アートカーはホームページ(https://www.artcar.bmwgroup.com/de/art-car/)で見ることができる。
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