■「セレナ」と「シルビア」がまさかの融合!?
多くのカスタマイズカーが出展される「東京オートサロン」には、全国の自動車大学校も多く参加しており、学生の自由な発想でカスタマイズされた車両は毎年話題を集めています。
東京オートサロン2024においてもさまざまな自動車大学校が出展していましたが、なかでも異彩を放っていたのが仙台市青葉区にある専門学校 花壇自動車大学校が展示していた日産「セレナ」です。
【画像】「えっ…!」スゴすぎ! これが「シルビアミニバン」です! 画像を見る(29枚)
ただし、セレナと言っても「e-POWER」や「プロパイロット」などが装備された最近のモデルではなく、ベースとなったのは1991年にデビューした初代モデル(C23型)。学生がカスタムしたのはこのうち最終型となる1997年式です。
初代セレナがベースとなった理由としては、もともとのテーマである「スポコン(スポーツコンパクト)」にマッチする車両として、1990年代のFRレイアウトを持ったMT車を探していたとのこと。
しかし、1990年代のスポーツカーは価格が高騰していることもあり、そこで白羽の矢が立ったのが初代セレナだったのです。
現在のセレナはFFレイアウトのミニバンとなっていますが、初代セレナはフロントシートの下にエンジンを搭載する「セミキャブオーバータイプ」。
後輪を駆動するFRレイアウトに5速MTを設定していたほか、「シルビア」などにも搭載されていた高性能な直列4気筒DOHCエンジン「SR20型」を搭載していたことも、ベース車両として採用する決め手となりました。
そんな初代セレナをベースにした車両は、同じくSRエンジンを搭載したFRモデルであるシルビアのテイストを組み合わせたモデルとして「セレビア」と名付けられ、フロントバンパーは6代目シルビア(S14型・前期モデル)のものをインストール。
極限まで低められた車高を実現するために足回りはワンオフ加工を施し、フェンダーもフロント9J、リア9.5Jの超ワイドホイールを飲み込むためにオーバーフェンダー化されました。
さらに、その状態でステアリングがしっかり切れるように、フロントフェンダーはサイクルフェンダー化がなされてタイヤハウスを拡大しています。
エンジン本体はノーマルのままの自然吸気エンジンとなっていますが、エキマニには5ZIGENのシルビア用をベースとしたワンオフ品を装着し、マフラーもオリジナルのものを装着することでスポコン感をアップ。
エクステリアは人気スポコン映画「ワイルドスピード」の初期作品に登場していた車両をイメージした「スカラベ」をテーマにカスタムペイントを施したことで、「古いワンボックスカー」から走りのイメージを纏った1台へと激変しました。
またインテリアにはフロントにはスパルコ社製のフルバケットシートを2脚、リアシートは3列目シートを撤去し、ロングスライドを可能として2脚のリクライニングバケットシートを装着したことで、トヨタ「アルファード」にも負けない広々としたレッグスペースを実現したとのこと。
できればフロントフード内のワイヤータック化やエンジンのターボ化、機械式のLSDの装着など、盛り込みたい要素はまだまだあったそうですが、10月から作業をスタートさせてオートサロンに間に合わせるために泣く泣く断念したところもあったといいます。
このセレビアは、今後は花壇自動車大学校で保管され、オープンキャンパスなどで展示される予定とのことです。
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それで「シルビアミニバン」「セレビア」と呼ぶにはシルビアがかわいそう。
せめてシルビアのヘッドライトを装着してからそう呼んで欲しかった。
どう見てもシルビアには見ません。